第三弾:読者からの感想

3周年をひとつの区切りとしてホームページへの感想を読者の方から募集し、掲載させていただきます。特に、過去にメールを頂いた方々の近況報告を歓迎します。その際、できれば、「質問と応答」の【00x】で紹介されている○○歳・男性です、という書き出しでお願いします。調子が良くても悪くても今回をひとつの節目としてどしどしメールをお願いします。
もちろん、これまでにこのホームページで掲載できなかった方、初めての方からの感想も歓迎いたします。

(平成12年5月20日)


平成12年11月10日分)

◆3周年特別感想【027】

「質問と応答」の【083】の36歳女性(現在無職)の方より。

webの3周年、おめでとうございます。毎日のお忙しい中での運営は大変なご苦労があると思います。でも、そのお陰で私たちは救われています。とてもありがたいことです。もしこのような情報がなかったら…。今ごろどうなっているのでしょうか。考えただけでも怖い気がします。

webから勉強する患者さんたちはとてもまじめで真剣に喘息と向かい合っていると思います。こういう患者さんがもっと増えてくれたら日本の喘息死はもっと減るのではないかとさえ思います。もちろん医師も勉強していただかないとなりませんが。なかなか呼吸器(喘息)専門医がいないというのも悲しいことではありますが、自分の健康は自分から守るという観念を個々に持つべきだと思いました。

webにめぐり合ってから私の人生も変わり、結婚生活も新しくスタートしました。主人が呼吸器・循環器の専門医ということもあり、今では安心しています。でも、専門医であってもフルタイドを知らなかったので私がいろいろと説明したというハプニングもありましたが。今では喘息の患者さんに必ずフルタイドを処方しています。もちろんピークフローの管理も。ひとりひとりの患者さんに長い時間をかけてきちんと説明していることを知り、とても嬉しく思います。そんな主人からぜひ喘息患者さんに見てもらいたいwebをピックアップしてもらいたいと言われました。沢山の患者さんたちの体験や生きた声をwebを通して聞いてもらい、自分の喘息とまじめに向かい合ってもらいたいからだと言います。「寄稿集」、ご紹介させていただいてよろしいでしょうか。

沢山のいい情報がwebを通じてもっともっと身近になればと思います。もちろんいい情報というのは、どのwebでも正しい治療法として一貫性のあるものであってもらいたいですね。そうでないと患者さんたちはどれが本当なのか悩んでしまいますから。わかりやすく、心に響くwebが広がることを希望しています。でも、「寄稿集」は最高です。

喘息が治らない病気だと知って愕然とした時もありましたが、今では喘息を病気だとは思っていません。喘息は私の特性であり、私の一部です。喘息があるからこその私だと思っています。人よりちょっと気道が敏感なだけ。気圧の変化もわかってしまうほど「便利」でもあります(笑)。何事もプラス思考で受け入れていこうと思います。喘息力。これが私の力の源。喘息あっての私だと思っています。

ここまでこれたのも諏訪部先生のお力添えあってのことです。正しい知識が自分を守る。喘息を通じていろいろと勉強できたように思います。これからも是非「寄稿集」を続けてください。私たちの心のよりどころです。お願いいたします。


(平成12年11月5日分)

◆3周年特別感想【026】

38歳女性、PFセンターのN163さん。

大変遅くなりましたが、寄稿集3周年おめでとういございます。
PFセンターでお世話になっているN163です。

Zensoku Webを通して、寄稿集を知り、喘息のこと何も知らないことに愕然としました。今私が、元気に会社勤めが出来るのもこのHPで、ドクターSに出逢えPFセンターに登録できたおかげで、救われたのです。本当に感謝しています。

私は喘息と診断されて2年半くらいです。36歳で発症しました。風邪をこじらせて、近所の内科医から呼吸器専門の主治医に代わりベコタイドを800/day処方してもらい少し落ち着いた状態で、その後PF値を記録するようになり、その時のPF値の最高が420でした。PF値420を基準にして80%=340、50%=210を目安に自己判断をしました。

当時の記録を見ると、PF値340〜380です。息切れや、息苦しさはあったのですが、喘鳴がなくいつも発作ではないといわれていたので、拡張剤も殆ど使っていませんでした。PF値が340以下やどうしても苦しい時だけしか使ってなくて、今考えるとよく我慢していたと思います。

私の場合、咳、喘鳴がなく痰が出るタイプです。喘息は咳が出て苦しい発作のイメージが強く何も知らなかった私は、普通に歩いても息切れがしたり、時々胸が重苦しい感じがあったのですが、そんなに悪いとは思っていませんでした。そのうちに息切れがひどくなり胸の圧迫感がでて、息苦しくなりました。PF値も250に落ちこともあり、プレドニンの内服が始まりました。プレドニンを内服してもなかなかよくならず、息苦しくて点滴をしても効果がなく、痰が左の胸に詰まっているのが自分で解るので、主治医に伝えても、
「喘鳴がなく酸素も足りているので喘息の発作ではない。自律神経失調症だと思うので、安定剤を飲んでみなさい」
と言われました。どうしたらよいか解らず途方にくれそうになった時に、ドクターSより、
原因が解らないとなんでも自律神経失調症と診断するのです。痰が詰まっているのは間違いないので、喘息の治療を続けて痰を出してみましょう」と言われました。

それから、ネブライザーを購入して痰を出しました。出しても出しても出てくるのです。すごい量でした。長い時間をかけて左の胸全部気管支の細いところまで痰が詰まっていたような気がします。痰が出てしまって息切れを感じなくなった時、
これが普通に呼吸することなのかな
としみじみと実感しました。久しぶりに湯船につかれたときはうれしかったです。

本当に感謝しています。

これからも、5周年、10周年と大変だと思いますが、頑張ってください。


(平成12年7月6日分)

◆3周年特別感想【025】

質問と応答」の【084】で紹介されています4歳の娘の母です。

娘も今月6歳になります。早いもので、あれから2年近く経つのですね。久々にホームページを開いてみたら、近況報告を募集していらっしゃるので、早速、メールを書いています。

娘の咳はあれから一向に止まる気配がなく、99年3月からインタールの吸入を始めました。朝、寝る前に吸入、夕方にテオドールの服用。咳がひどい時は、朝もテオドールを服用しています。5月には県の小児慢性特定疾患の気管支喘息として認定されました。

体力がついてきたのもあるのでしょうか…。インタール吸入とテオドールの服用を始めてから1年3ヶ月あまりたちますが、まず、あまり風邪をひかなくなりました。そこから誘発される咳が減ったということです。そして夜中の咳がなくなりました。現在は、気候の不安定な時期、体調不良のときに朝、夕と少し咳き込むこともあるのですが、薬で改善されているように思います。

かかりつけのお医者様は、将来的に、インタール吸入のみにしてゆきたいとおっしゃっていますが、体調の良い時にテオドールの服用を止めてみたのですが、3日もしないうちに、朝、夕の咳がでてしまいます。

ところで、ピークフローなのですが、これは薬局で手に入るものなのですか? 高価なものなのでしょうか? ピークフロー値をつけてみようかと思うのですが…。

話は変わりますが、この6月で2歳になった息子が、6ヶ月の時に気管支炎にかかり、それ以来、風邪をひくと喘鳴が聞こえ、咳が残るようになりました。この春、気管支喘息に認定され、毎晩、テオドールを服用しています。息子の方は、テオドールがとてもよく効き、薬を飲むと咳は止まります。

近況はこんなところでしょうか…。

また、ご相談させていただくことがあると思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

※今回の近況報告は「質問と応答」へ追加しておきました。


(平成12年7月5日分)

◆3周年特別感想【024】

43歳女性、PFセンターの東女さん。

【短い感想】

3周年おめでとうございます。喘息と診断されて2年半。1年あまり前から継続治療になって徐々に悪化して将来に悲観していた頃に出会ったのがこのHPでした。藁にもすがる思いで諏訪部先生に差し上げたメールにすぐ返事をいただいた時のうれしさは言葉に表せません。ホームページはほぼ全文プリントアウトして繰り返し読んでいますが、それまでの不安感、疑問点が氷解するようで、未来に希望が見えました。

今はまだ、更なるベースアップが必要な状態ですが、来年の感想文では堂々とグリーンゾーンに達したと言えるように頑張りたいです。それと周りに喘息患者がいたら積極的に勧めていきたいと思います。HPが未来永劫(?)続きますように!

【詳細な感想】

私が喘息と診断されたのは40才の時1996年11月でした。それまでは人並みはずれて風邪を引きやすいということはありましたが、持病といわれるほどのものはなく、「喘息は京浜工業地帯に住む子供にでる公害病」といった程度の意識しかなく、全く意識の他という状態でした。

きっかけは風邪と疲労とストレスだったと思っています。11月始めに風邪をこじらせて呼吸が困難というほどではないが努力が必要な感じに普通と違うと思い、夜に近所の救急病院を受診しました。そこで気管支喘息の疑いということで、翌日、呼吸器内科の受診を勧められ、「疑い」がとれて立派な喘息患者の仲間入りをしました。それでもまだピンと来ず、その時は3ヶ月テオドールとムコソルバン、スピロペントの投与を受け(スピロペントは1ヶ月後に手のしびれが出て、一日3回から2回に減量)、「全快」しました。全快とはもちろんDrが言うわけはなく、もう薬も受診も要らない、となっただけです。その後の1年間は人生で最も体調が良く、風邪も人並みにしか引かず「喘息になってちゃんと治療して本当に良かった」と思っていました。今にして思えば、中途半端な治療でとても勿体なかったと思います。

その後さらに1年は段々と風邪を引くと重くなり、前と変わらなくなっていきました。そして出先で重症の風邪の時に受診した診療所で「喘息に真面目に対処した方がよい」といわれてベコタイド100を朝晩各2吸入処方されました。その点は良かったのですが、スペーサーも用いず、吸入指導が適切でなかった点が残念です。それでも多少は効いて、肺が広がる感じがしましたが単に症状を抑えていた程度だったと見えて、1999年3月に大掃除をきっかけに2回目の発作(「呼吸に努力が必要」という感じのもの)を起こして現在まで1年以上に渡って自宅近くの救急病院で継続治療となりました。6月になってベコタイドを処方してくれた出先の診療所で、あまり改善されていないとの判断でフルタイドを処方されました。この時にはベコタイドでむせるようになっていて、吸入が辛くなってきていましたのでとてもありがたかったです。主治医にもフルタイドに変えて貰い、夏場は段々と体調が良くなりました。

喘息と診断された当初から患者向けの本を読みあさりましたが、印象に残ることと言えば、(1)発作は怖い、死ぬかも知れない、(2)消極的にならずに積極的な生活をしなくてはいけない。「発作を起こしているときはともかく、普段の安静は良くない」(さすがに「鍛錬すれば直る!」と書いてはありませんでしたが)、(3)QOLと称して要するに「その事がどれほど自分に大切か(発作を起こしてもやる必要があるか)、は患者が決めること」という見解が出ているばかりで、あまり役に立ちませんでした。

主治医に見通しを聞こうにも種々の本では「ずっと病気と付き合って」と言う結論なので、自分でも「聞いてもしょうがない」と自己規制してしまっていました。フラストレーションはたまっていきました。そんな中で夏場に体調が良くなってきたのに油断してというか、「発作を起こしているときはともかく、普段の安静は良くない」という本の教えを守って動き回り、無理をして11月に3回目の発作を起こしてしまいました。

この時は治療中にもかかわらず発作を起こしたことで動揺し、このままではいけない、何とかしなくては、とホームページの検索をして幸いにも諏訪部先生のホームページに辿り着きました。藁にもすがる気持ちで取り留めなく病状を書いたメールの返事をいただいた時には本当にうれしかったです。闇夜に手探りでつまずきながら歩いていたのに明かりが見えた気分でした。その後は諏訪部先生の指導の元にPF値の測定を開始し、正月明けのPF値の低下等を乗り越えて低値ですが安定を保っています。去年の春は毎週のように息苦しい気がして夜間救急に駆け込んでは気管支拡張剤の吸入を受けていました。調子が良いと思っていた夏場にも無意識に下を向いて寝ていて、肋骨が痛くなって病気かと心配したほどでした。しばしば息をするのを意識する感じで、いつも胸に圧迫感を持ち、痰もありました。そういった症状も今はなく、まさに「治ってみて分かる」です。

職場は3月までのフレックス勤務から、4月からは毎日残業当然のものに変わり、かなりの不安を抱いていましたが、むしろ4月以降の方が体調が良く、無事に仕事が出来てありがたく思っています。4月からはPFセンターに登録させていただいており、毎日様子を見ていていただいているのがものすごい安心感を与えてくれます。今はもっとレベルアップをしたくてもまとまった休みが取れないので、調子に乗らないように気を付けてレベルアップのチャンスを狙っています。

現在はこのように一応「低レベル安定」をしている私ですが、喘息のことを知るにつけ、実は今まで発症しなかったのがとても幸運だということが分かりました。生まれて1年の間に2回も入院して死にかけたとは親から聞いていましたが、風邪が容易に重症化して気管支を悪くさせて、肺炎を引き起こしたそうです。その時の東京医大淀橋病院のDrが「こんなに弱い子は体質改善の必要がある」と言って 、「パスパート」という治療をすることになりました。1958年2才のことです。皮膚に傷を付け、何かを擦り付ける治療を週1回2、3ヶ月に渡って受けましたが、始めてすぐ効果が現れ、月3、4回熱を出していたのが月1回くらいになって劇的に良くなった(これで劇的に良いというところが情けないですが)ので、Drもごきげんだったそうです。

それ以降も風邪は引き続け、そのたびに自分でゼーゼーしやすいと感じていましたが、それ以上喘息らしくなることもなく過ぎていきました。9才から10才くらいの時は「慢性鼻炎」と耳鼻科で診断され、近所の耳鼻科から「13、14才頃と17才頃に自然に治る時期があるからそれを過ぎても駄目なら治療しましょう」といわれて、小学校一杯はティッシュが離せませんでした。子供心に、「どうして他の子は風邪を引かないと鼻が出ないのに自分はいつも出るのだろう」と思っていましたが、それだけで幸いにも済みました。

次は22才の時、11月だったと思いますが、風邪をこじらせて、突然息が苦しくなりました。痰とかは出ませんでしたが、自分で気管支が腫れて、内側に向かって膨張している感じが手に取るように分かりました。腫れているので息の通りが悪い、これを何とか拡げれば、と典型的な喘息の発作を起こしたわけです。明け方頃で時間的にも喘息発作にぴったりで、顔が紫がかってきたそうです。今なら救急に走るところですが、親子とも深刻に考えず、朝になるのを待って当時行きつけだった漢方薬局を8時頃起こして調剤を頼み、麻杏甘石湯を煎じること30分。発作から何時間も経過して相変わらず気管支が腫れた状況でしたが、一口飲んだ瞬間から気管支が広がった気がして楽になり、一服飲み終わったらすっかり良くなりました。

この1回きりで、後は飲まずに40才で発症するまで無事でした。全く奇跡的な気がします。今思えばとても幸運ですが、あまり「根性! 」と言うような気質の家ではなかったのが幸いしたかとは思います。風邪を引くと学校もしっかりと休んで安静にして、決して皆勤賞は目指さない。「風邪を引きやすいから鍛錬しなさい」と言われてやってもかえって風邪を引いてしまい、「向かない人もいる」とやめてしまう、という態度が発症を抑えていたのかも知れません。大学院からの15年くらいは年中午前様、土日も仕事の生活でしたが、それでも発症しなかったのは「具合が悪いときはしっかり休む」が身についていたせいかと思います。

今はベースアップが必要な、あまり無理が出来ない状態ですので余計に安静を心がけようと思います。ただ、年を取ってくると自分のペースでばかり仕事が出来なくなってきますので、その辺のペース配分にはますます知恵を絞りたいと思います。また来年も4周年の企画があるでしょうから(HP閉鎖なんて決してしないで10周年、20周年と企画して下さい、御願いします! )その時にはもっと良い報告が書けるように頑張ります。これからもよろしくお願いいたします。


(平成12年6月2日分)

◆3周年特別感想【023】

39歳女性、PFセンターのAriannaさん。

「寄稿集」3周年おめでとうございます。

私はここに心の拠り所を見出しました。

25歳の時に喘息と診断され、その後、吸入ステロドを始めてからは入院する回数も減り、PFメーターで喘息管理をするようになってからは入院するほどの事態を招くことはなくなりました。

普段の生活は何の支障もありません。たまに風邪をひいても軽く済んでいます。

吸入が面倒でも内服が多くても、それは喘息だからしようが無いことだと思っていました。私にとって入院しないですむならそれでいいという考えで、普通に生活できることが何よりでした。

それでも予兆なくピークフローが下がって、点滴でないと回避できないことが数回続き、さらに内服増加が必要なのかと思い込んでいました。

そんな時に出会ったのが「寄稿集」と「PFセンター」です。

寄稿集を読んで内服薬依存は離脱できると思いました。私の喘息ライフはこれからがスタートです。

喘息歴が長くても知らないことばかりでした。

どうして吸入ステロイドが重要なのか、なぜ早めに受診しなければならないのか、なぜ症状がないのに退院させてもらえなかったのか、なぜ自宅療養ではだめなのか、仕事をやすまなければいけないのか。

やっと、やっと、やっと、わかりました。主治医も説明してくれていたのだと思いますが、文章で書かれていると理解が高まります。主治医には何でも言えますが、諏訪部先生のようにはいきません。

4周年、5周年…と、次はどんな感想文を書くことができるか今からとても楽しみです。

私もがんばります。みなさんも一緒にがんばりましょう。

「寄稿集」の読者が増え、喘息患者さんが良くなることを祈ります。


(平成12年6月1日分)

◆3周年特別感想【022】

「読者からの意見・感想(パート3)」【?歳女性】「クイズ・マスターコース・認定45番」のポケット小僧さん。

3周年、おめでとうございます。

この6月4日で、ぜんそく診断8か月(症状が出てからは11か月)になります。

昨年の7月8日の明け方、突然の咳き込みで目が覚め、のどがヒューヒューいってたときに、「ぜんそく発作って、こんな感じなのかな」と思ったことをよく覚えています。でも、変な話ですが、そのときは自分がぜんそくであるとは夢にも思わずに、ぼんやりとそんなことを考えていました。

私にとってラッキーだったのは、市の検診で「ぜんそくのような音が聞こえる」といわれ、病院をさがそうとしていたときに、このHPと出会えたことです。おかげ様で、回り道をせずにピークフローメーターと吸入ステロイドの治療をしてくれる病院を選ぶことができました。

2回目の診察で「プレドニン30ミリ×4日」の処方が出たときは、恐れるどころかむしろ「これで『寄稿集』にある治療を受けられる」と、嬉しくなったものでした。医師からは安静については何も言われなかったものの、このHPで安静の大切さを学んでいたおかげで、プレドニン服用中は迷わず1週間の休みも取りました。そのせいか、最初の1か月でピークフロー値が180から400まで上昇したことは、以前に報告させていただきました。

その後、2月に「自己最高490」を記録しました。目標の500upまで、あと一歩と思いつつ、なかなか達成できずにいます。最近は、420〜480の間を推移しています。

薬も、当初フルタイド400/日(その他ユニフィル、オノン等飲み薬数種類)を処方されましたが、12月の受診時に自分から申し出て、800/日にしていただきました。 今年2月には新たに鼻炎を発症(4月には快復)して苦しい思いをしましたが、その最中に行った気道過敏性テストでは「ほぼ正常」といわれ、3月初めには飲み薬がなくなり、「フルタイドのみ」となりました。

そして、3月半ばから400/日、5月初めからは200/日と、順調に減量しています。3日前の受診のときに、先生に「本当に、ずいぶんよくなったわね。最初にフルタイドをドーンとやったのがよかったと思う」と言われました。

現在は、ぜんそくそのものの症状は全くありません。

ぜんそくの薬を使い始めてから始まった耳鳴りは、当初は1日中「セミしぐれ状態」の日もあって悩みの種でしたが、現在は「1週間に3〜4日、明け方のみ」に減っています。耳鼻科では「原因不明」といわれていますが、薬がもっと減れば、自然に治るのではないかと期待しています。

また、もうひとつの「気になること」は「声がれ」です。

自分としては、もうすっかり症状もなくて元気なのに、電話などで「どうしたの、その声?」とか、「カゼなの?」と聞かれることが多くて、ウンザリ。800のときと比べると、のどへの刺激感は格段に楽になったのですが、それでものどが引っかかるような感じで「ささやき声」を出すのが難しいのと、いちいち他人に声がれの説明をしなければならないことが、うっとおしいなあと思うことがしばしばです(もっとも、何かを断りたいときの口実に使えるという利点もありますが)。

この辺の悩みも、薬が減れば自然になくなるかなーと思っていますが…。

最近私は、ぜんそくのコントロールはダイエットによく似ているなと感じています。ダイエットは、目標体重に減らすことは実現できても、元通りの食生活に戻ると、たちまちリバウンドしてしまいます(ここ数年、何回同じことを繰り返していることか!)

ぜんそくも、薬の服用と一定期間の「仕事の減量&安静」でよくなりましたが、よくなるとついつい元通りのペースで仕事を受けてしまい、「こりゃやばい」と感じています。それでも、まだ「フルタイド・ゼロ」という目標があるので、多少押さえ気味ですが、目標が達成されたあとが恐いなーと思っています。

ぜんそくも体重も「いい状態」を維持したかったら、仕事や食生活を以前より「押さえ気味」にしなければいけないんだということを、一生懸命自分に言い聞かせている今日この頃の私です。

最後に、諏訪部先生の「寄稿集」の運営に、心から感謝しています。

私のぜんそくは、「寄稿集」のおかげでよくなったと思っています。

本当に、ありがとうございました。

ここで学んだことは、他のぜんそくの人たちにも、事あるごとに伝えていこうとしています。

諏訪部先生も、お身体に気をつけてくださいね。


(平成12年5月31日分)

◆3周年特別感想【021】

「質問と応答」の【111】の小学2年の喘息の男児のお父さん。

から3周年おめでとうございます。

私もこのホームページに出会うことがなかったら子供がやる気のないグズな子供と誤解をして虐待もしていたかもしれません。人間知らないと言うことほど怖いことはありませんネ。


(平成12年5月28日分)

◆3周年特別感想【020】

「質問と応答」の【034】35歳男性。

※この方の経過報告は、前後の経過がわかりにくいので、「質問と応答(パート1)」にも<追加メール3>として追加しました。

諏訪部先生 様

ホームページ開設3周年おめでとうございます。

大変ご無沙汰しております。

最初にメールさせて頂いてから今日で丁度2年になりました。次男も生まれ、長男も保育園に通い始め、時の流れがものすごく早く感じられるこの頃です。

喘息の近況を報告をします。

1.転院について

専門は胃腸科なのですが、吸入ステロイド、ホルモン検査を行っていただける開業医が見つかり、現在も通院しています。

2.リンデロンからの離脱について

現在は、ケナコルトを離脱目的で1ヶ月に1 mg注射しています。1日尿を貯めて、その一部を検査するという方法でホルモン検査を行いました。2年間の間で、計5回行いましたが、結果は、0.1〜0.3くらいでした。(単位を忘れてしまいましたが、正常値が10くらいだったと思います)一向に良くならないようです。

3.耳が聞こえにくくなるという副作用について

スペーサーを使用して改善されたように思われたのですが、結局また聞こえにくくなりました。耳鼻科で診察して頂いたところ、滲出性中耳炎と診断されました。鼓膜を切開したり、チューブを入れたりしましたが、粘っこい膿みないなものが溜まるため、まったく改善しませんでした(滲出性中耳炎の薬は処方されていませんでした。滲出性中耳炎は薬では治らないというようなことを言われました)。

ケナコルトを注射するようになってからは、ケナコルトが喘息をおさえてくれるため、あまりフルタイドを吸入しなくてもよくなりました。(当然ですが)調子が悪くてなってフルタイドを吸入しても、ケナコルトが滲出性中耳炎もおさえてくれるため、大丈夫でした。薬がきれかかり、喘息も悪くなり、フルタイドを吸入するとまた耳に膿が溜りました。

4.私の喘息の原因は慢性副鼻腔炎の合併症?

通院していた耳鼻科が、失礼ですが少々雑でしたので、今年の4月に新しく開業された耳鼻科で診察してもらったところ、慢性副鼻腔炎を治さないと滲出性中耳炎は治らないと言われました。そして、エリスロマイシンではありませんが、マクロライド系抗生物質のクラリス200を処方してもらいました。(200 mg/日服用)前の耳鼻科は漢方薬を中心に処方しており、このような抗生物質を長期服用には賛成ではないようでした。

『最近、蓄膿症や慢性副鼻腔炎などには、エリスロマイシンを少量長期的(半年から1年)な投与が有効であるとされています。喘息を合併している方は、鼻の病気が良くならないと絶えず増悪を繰り返すようですので、鼻をしっかり治して上げることも喘息治療には大切なことです。エリスロマイシンは、喘息で出る痰を減らす作用もあり、またステロイドを減量できる効果(ステロイド・スペアリング効果)も期待されています。主治医の好みにもよりますが、相談してみる価値はあると思います』

今年のゴールデンウィーク前から飲み始めたのですが、最近ではフルタイド200を2ブリスター/日服用しても、耳は大丈夫です。おまけに慢性のはずの副鼻腔炎も喘息も調子がいいです。

慢性副鼻腔炎だと、鼻水がのどにおりるのが喘息に悪影響を及ぼす様で、小学生4年くらいから発病し、しっかり治療せずに今日まで来たのが、喘息を発病させ、悪化させた原因のかなりを占めるのではないかと思いました。

ステロイドからの離脱は当分無理ですが、とりあえずフルタイドが吸入できるようになり、大変嬉しいこの頃です。

以上、長文になってしまい申し訳ございませんでした。先生のホームページでいろいろ勉強させて頂き、どうも有難うございました。

これからもよろしくお願い申し上げます。

先生もお忙しい毎日を過ごされてしるかと存じますが、どうかご自愛のほど心からお祈り申し上げます。


(平成12年5月27日分)

◆3周年特別感想【0019】

PFセンターの梅子ママさん。

諏訪部先生。

センターでお世話になっています梅子の母です。

ホームページ3周年おめでとうございます。

先生には大変お世話になり、現在落ち着いた生活を過ごせているのも諏訪部先生のおかげです。多くの方々が「なんて、素晴らしいホームページだろう。もっと早く出会いたかった」と世界が変わったように感じたことでしょう。また、質問に対してわかりやすく親切にご返信くださることに、とてもうれしく思いました。忙しい中、先生のご労力に敬意を表するばかりです。

ピークフローメーターで気道の状態を知り、基準値よりも明かに下がる場合は早めに手をうつ。痰がからんでいたりPF値が低い場合は気管支拡張剤等で気道をひろげてから吸入ステロイドを吸入する。風邪の症状があれば早めに対処する。これらを実行してから1ヶ月に数回あった発作も数ヶ月に1度あるかないかになりました。先生のHPやPFセンターでお世話になることでたくさんのことを学びました。

先生が本を出版されるなら行商で全国を行脚するつもりです。(どこかで聞いた話と思われた方、スミマセン)というぐらいの心づもりです。

喘息についての正しい知識が広がり、苦痛をうける方が減るように私自身ももっと勉強して、色々な場で普及活動に努めます。

先生もどうかお体ご自愛され、益々の御活躍を期待いたします。

今後ともよろしくお願いします。

◆3周年特別感想【0018】

「フルタイド・Q&A」の「Q004」「質問と応答・No.151」の48歳女性(会社員)ことPFセンターのOXYCHAN。

諏訪部先生、寄稿集3周年おめでとうございます。

また、PFセンターでは毎日お世話になっています。多くの寄稿集読者と共に先生に感謝し3年間HP運営を続けられた先生の尽力に敬意を持つものの一人です。

私の喘息発症は1年半前、スギ花粉症から咳喘息へ移行発症しました。現在はフルタイド400μg〜800μgの増減で、家庭も仕事もほぼこなせるようになりました。

すでに、この企画では多くの読者から3周年の手紙が寄せられています。その中でも、5月22日AICHANの寄稿は今の自分の気持ちと丁度ぴったりの内容が寄せられていて、何度も読み返し、自分の気持ちを確かめることができました。

その文中で、

先生の蒔いた種は着実に根を広げています。認識をあらたにした医療関係者や良くなった患者さんが日本各地でそれぞれに「喘息の正しい治療法」の普及に努力するようになりました。

とAICHANが語っています。この事について、すこし私の経験をお伝えします。

私は、都市部の小さなクリニックで治療、投薬を受けています。外科と泌尿器科が看板ですが、町のお医者さんとして、内科、小児科と来るもの拒まずのドクターです。いま、このクリニックへ喘息の初診にかかればフルタイドがファーストチョイスで処方されます。院外薬局の薬剤師さんも、ディスクヘラーの扱い方を一緒になって教えてくれます。こんな風になったのも「寄稿集の存在」なくしてはありえません。

まず、私は、AICHANのZensoku Webや寄稿集でスペーサー使用による治療法を知りました。直接吸入しか教えてくれなかった薬剤師さんに当初はむなしさや怒りを感じたこともありましたが、その後は、寄稿集のプリントを一緒になって読んで下さり、私のPFグラフの上昇も一緒に喜んで下さいました。また、諏訪部先生から、フルタイドによる治療を熱心に勧めていただき、フルタイド処方第1号の処方箋を主治医から書いて貰う事もできました。

さらに、私の臨床例は主治医の喘息治療に対する考えを変えていったようです。メプチンの使用が多い患者さんから徐々に吸入ステロイドの処方が増え、1年半で、すっかり喘息に関しては処方内容が変わった様子です。私の受診が終わった後、独り言で「吸入ステロイドのことでは、色々なことを教えて貰った」とおっしゃったとか…。クリニックのスタッフからそんな話を漏れ聞くのは嬉しいことがらです。

約26年前学んだ薬学の知識が始めて自分の喘息発症という形で目を覚ましました。

山形大学病院薬剤師の小嶋先生(小嶋君のおうち)始め、ネットで知ったすばらしい薬剤師さんに今、あこがれを感じています。そんな中、「調剤薬局日記」を主宰している有る薬剤師さんがこんな事をいっています。

数多い薬の情報全てを、正確に覚えることは不可能だと思います。私の場合、「おや?」と感じて 立ち止まれるだけの知識があればいいと考えて−−−−−しかし、気付くだけの知識もなければ、危険な兆候も見過ごして、通り過ぎてしまうでしょう。できるだけ この見過ごしを防ぐためには、勉強は欠かせないと思います。

そうです、薬学とは無縁の所で暮らしていた私ですが、今からでも勉強を始めれば、「おや?」と感じて立ち止まれるかもしれない。

先日、PFセンターで530 L/minの自己記録を更新した折り、諏訪部先生から600出したら卒業、とびっくりする言葉を頂きました。が、居心地の良いPFセンターは喘息に関して大変インテリジェンスの高いところでもあります。最近では、自分のこうした気持ちの変化もあってPFセンターに新しい知識や新しい風を持ち込めたら…と生意気な考えを持ち始めています。

600迄の道のりという時間を諏訪部先生と共に過ごし、多少なりともお手伝いができたら、こんな嬉しいことはありません。 寄稿集の出会いはそんな意味で私の人生観も変えています。

諏訪部先生これからも宜しく、ご指導下さい。


(平成12年5月26日分)

◆3周年特別感想【0017】

39歳男性、証券会社の方。

諏訪部先生。

HP3周年誠におめでとうございます。

お祝いの言葉と共に感謝を申し上げます。

先生のサイトをみてどれだけの患者さんや家族が勇気付けられたか判らないと思います。

私の小児喘息の体験が小学校まででとまっていますので心苦しく思っています。申し訳ございません。

最近感じることですが小児科領域での吸入ステロイドの普及がまだまだ遅れているのをひしひしと感じます。そう言う意味でも先生のサイトの重要性が高いと思います。

これからも心からご活躍を期待致します。

◆3周年特別感想【0016】

37歳女性、PFセンターのおトラさん。

「PF管理をし続けて思うこと」

いつもお世話になります。

喘息と診断されてもうすぐ2年半になります。最初からPF値を測って日記につけていますが、吸入ステロイドとPF値なしには喘息の自己管理は難しいと実感しています。

最高PF値は440、症状のないときには350以上で、一日に600マイクロの吸入ステロイド(フルタイド400+アルデシン200)です。

風邪をひいたときや煙を吸ったときに喘鳴が出ますが、明らかな発作が連続する時にはその前からPF値がだんだん落ちてきているのがPF日記からわかります。そこで、朝のPF値が320にまで落ちたら吸入ステロイドを1,000まで増やすことで、それ以上の低下をなるべく押さえます。そして無事にPF値が元に戻ったら吸ステ量も元に戻す。

このように「自己」管理することで、冬の風邪がらみ以外の時はほぼ日常生活に支障なく暮らせています。テオフィリンを1年以上連用していたのを頓用に切り換えることができたのも、この自己管理の成果です。PF日記をつけることによって、受診したときに、グラフという客観的なデータを見ていただけるのもありがたいです。月1の受診では、どうしても途中経過を忘れてしまっていますので。

もう一つ、吸入や内服をふくめ、過去の薬データを自分で持っていることになるので、飲み間違いがふせげるとともに、同じ症状時の薬の使い方がわかります。

β2の吸入はまだいいのですが、内服ステロイドをなるべく使わずにコントロールしていくのが当面の目標です。それと、禁煙が成功すれば痰や咳もなくなり、最高PF値はもっと上がるのではないかと思っていますので、禁煙も…目指したいと思っています。

これからもよろしくお願いします。

◆3周年特別感想【0015】

「診療日記」「106:喘息患者さんのダイビングについて」の山崎博臣先生。

諏訪部先生ご無沙汰しています。

HP3周年おめでとうございます。先生のHPは実に素晴らしく、多くの患者さんだけでなく、医師にも大変参考になっていると思います。このHPの運営には相当の時間を割かれていると思い、大変感服しております。しばしば喘息119番の掲示板で先生のHPを紹介させていただいております。私もHPを立ち上げたいと考えておりますが、先生のHpを見てしまった後ではいろいろと考えがまとまりません。いいHPと考えていますが、先生のHPに近いことが出来るか、少しでも近づくのには労力が追いつかないのでは、患者さんの質問にきちんと答えを送れるかなど不安が一杯で構想がまとまらない状態です。

本当に3年間の先生の業績、感服いたします。


(平成12年5月25日分)

◆3周年特別感想【0014】

「喘息の常識・非常識」「初級コース合格者認定・106番」28歳女性、まぼちゃん。

諏訪部先生。

こんにちは。3周年おめでとうございます。

このHPに出会えて、もうすぐ2ヶ月になろうとしています。

その頃の私は、発症してもう14年にもなるのに、喘息という病気の事を理解してませんでした。多分、私が住んでいる周りの人に喘息患者が居なかった為だったのかもしれません。Drが処方された薬を飲んで、新しい薬を出されたら「薬の辞典」で、どんな物で、どんな副作用があるのか…と言う事位しか調べませんでした。子どもを出産してから悪化しましたが、なかなか点滴にも通えず、メプチンの量も増えていきました。吸ステのアルデシンもべコタイドも合わず、使用しませんでした。当然、悪化していくばかりでした。

しかし、このHPを見て、「年間に7〜8千人の喘息患者が亡くなっている」と言う事を聞いて、恐ろしいと思いました。それと同時に、喘息に関する正しい知識と自己コントロールをつけていけば、決して恐ろしい病気ではない事も知りました。完治する事は無いかも知れないけれど、少しでも健康な人と変わらない生活を送りたい…と言う気持ちにさせてくれたのもこのHPでした。

先生のアドバイス通り、4月の末からフルタイドを使っています。まだ、1ヶ月ですが、メプチンの量がだいぶ減りました。2人目を作る予定でしたが、まだコントロールが出来てない…と言う事で、上京先のDrに(離島に在住)止められていますが、コントロールが出来て来たら…その時に考えてみたいと思っています。

このHPをキッカケに、いろんな喘息患者さんとネット上で交流する事が出来て、楽しみながら勉強させて貰っています。少しずつではありますが、勇気が湧いてきました。

運営、大変だと思いますが、喘息を知らない人や喘息で悩んでいる人たちの為にも、そして勉強中の私達の為にも頑張ってください。

◆3周年特別感想【0013】

「喘息の常識・非常識」「初級コース合格者認定・48番」の方。

諏訪部先生、3周年記念おめでとうございます。

先生のHPを知ってからようやく信じるものが出来てきたように思っています。自分の体が信じられない内は、全てが偽りのようでした。(今も尚、格闘していますが…)

でも、メカニズムを理解するにつれ、自分のことが解るようになってきました。それとともに、もっと多くの方々にこのHPの存在意義を知って欲しいように思っています。

これからも末永く情報の提供をしていただけることを切に願います。

◆3周年特別感想【0012】

「特集・小児喘息」001の18歳女性、医学生の方。

。・:*:・°★、。・:*:・°3周年、おめでとうございます!。・:*:・°★、。・:*:・°

これだけの規模で、そしてこれだけ親切なHPの運営は本当に大変だと思います。先生のお蔭で救われた方は数知れないほどでしょう…。そしてこれからも沢山の方が救われていくと思います。どうか、お身体を大切にしながら、頑張ってください。

私がインターネットを始めて、諏訪部先生にメールをお送りしてから1年ですね。いつも大変お世話になっております。お忙しい中、丁寧なメールを下さってありがとうございます。

先生と先生のHPに出会うまでは、私は喘息に対して一昔前の知識しか持っていませんでした。ですから、先生のHPを読んだときは、まさに「目からウロコ」でした。先生にメールを頂いたり、HPを読んだり、クイズに答えたりしていくうちに正しい喘息の知識を身につけることができました。また、小児喘息の特集のところでは、愚痴のような体験記を沢山書かせて頂きました。

そして、PFセンターでは、先生のアドヴァイスやメンバーの皆様のご意見などから沢山学ばせて頂いております。

これらのことがあってこそ、私は今になってやっと正しい治療の軌道に乗ることができたのです。

本当にいつもありがとうございます。

先生のさらなるご活躍を祈念致しております。

↑いつのまにか、3周年の感想文になっていました。

。・:*:・°★、。・:*:・°。・:*:・°★、。・:*:・°。・:*:・°★、。・:*:・°

◆3周年特別感想【0011】

「質問と応答」の【067】の28歳・男性、タアノシンさん。

今月で30歳になりました。

3周年おめでとうございます。

もはや「検索はYahoo、喘息は寄稿集」といっても言い過ぎではないでしょう。喘息のポータルサイトですね。

ふと、自分がホームページを作った時のことを思い出しました。

私が喘息のことを書こうとした時には、すでに「寄稿集」や「Zensoku Web」等の立派なHPがいくつもありました。わざわざ自分が作るまでもない、と思った時、どこかのHPでホームページの作り方について書かれた次の一文が目にとまりました。

「子猫が生まれたという内容でもいいです。要は子猫が生まれた時のあなたの喜びが書かれていれば、立派なホームページです」

なるほど、というわけで自分の考えてること(だけ)を書くことになりました。

それが「思いつくまま」コーナーなのですが、あれは自分ではなるべく読み返さないようにしています。勢いで書いてる部分もありますので、後で読むとチョット恥ずかしいのです :-)

それではこの辺で。諏訪部先生、お体にはくれぐれも気をつけて…。


(平成12年5月24日分)

◆3周年特別感想【0010】

ご無沙汰しております。

最後にmailしてからそろそろ半年くらいになると思いますが、残念ながら病状は悪化しています。

直接の原因は、リストラを目指した減員を発端として急にベテランの事務職が辞めてしまったことと、交代で入った派遣の方がいつかない(2ヶ月間で最初の人が2週間、次が4日、その次の人が3日!)ため、引継ぎが大混乱となって結局ベテラン(?)(10年目です)の私に他の人の2倍近い仕事が来てしまっていることです。

3月の初めくらいまでは何とかPF値200位でしたが、今は140〜170しかありません。主治医も(社内の診療所)も上司を呼び出して、警告して下さってますが(具体的には仕事を減らすよう手を打つこと。PF値150でドクターストップ=会社は休むこと)、急に人を増やすのも難しく、増やしても引継ぎに時間を取られるとまた残業が増えてしまうことから中々思うに任せません。

4月中は過労と心労で精神的にかなり不安定になりました。以前から発作時に呼吸困難への恐怖心(?)から過呼吸発作を起こすことがあったのですが、喘息発作・過呼吸発作とも、回数も増えてしまい辛い日々でした。5月になって気持ち落ち着いてきたかな〜とは思いますが…。

ちなみに今の薬は以下のとおりです。

フルタイド 1,600マイクロ
テオドール200 3錠
オノン 6錠
ザンタック 2錠
セディール 6錠
セルベックス 3錠
サルタノール

今は何とか増えた仕事にも慣れて少しでも早く帰宅して休めるように、大きな発作を起こさないように気をつけていくしかないかなと思っています。幸い主人はとても協力的なので…。

長くなってしまいましたが、3周年おめでとうございます。喘息になったばかりの1年半前にこのHPを見つけてとても勉強になりましたし、自分で喘息に立ち向かっていく勇気を持つことができました。これからもよろしくお願いいたします。

【コメント】お久しぶりです。調子が良くない時はなかなかメールを送りたくないものですが、その意味で近況報告ありがとうございます。それにしても忙しいですね。この不況のご時世では人材補充もままならず、全部一人でしょい込んでしまう方が多いようです。でもご主人が理解して下さるのが何よりの好材料です。もう原因は分かっているわけですから、なんとか忙しい中にあっても少しでも身体を休める糸口を見いだして頂ければと思います。諦めないで頑張って下さいね。


(平成12年5月23日分)

◆3周年特別感想【009】

「質問と応答」【044-a】34歳女性、PFセンターのKakoさん。

諏訪部先生。

センターでお世話になっておりますkakoです。一言では語り尽くせないと思うのは私だけではないと思いますが、喘息発症後すぐに先生のHPの出会ったにも関わらず重症化してしまったなぁ…と思うのが本音です。

主治医の**先生が悪いとか、家族の**が悪いとか、いろいろ理由をさがしたり、食べ物のせいではないか(?)と考えたり、民間療法には一切手を出しませんでしたが、いろいろと理由を探し続けたような気がします。喘息に悪いとわかっていながら不摂生をした自分を責めることもありました。今思えばそれがまたストレスだったのだろうと思います。近頃はあまりとらわれず、調子がそこそこなら多少の無理もし、おかしいと思えばとにかく早寝。最後の入院からまだ四ヶ月ですから大きなことはいえませんが、何となくそれなりに喘息とつきあっている自分の姿が見えてきました。

先生のHPなりPFセンターでお世話になって良かったことはいちいち書かなくてもわかってくださると思い省略します。ただ一つ自分でもあまり気づかなかったのはお医者様が身近な存在になったことです。病院にあまり縁のなかった私にとって白衣と首から聴診器の先生方はやはりお偉い方でした。ところが、諏訪部先生からメールのお返事を頂いたり、センターで時にお茶目な書き込みをされるのを拝見し、「なんだ、お医者さんも身近な存在だぁ」と思いはじめたのです。受診するときにしつこいほど質問したり処方の薬にケチ(?)をつけたり一対一のタダの人間として、聞きたいことを聞き時には泣いたり怒ったり、まるっきり自分を出せたことは幸いだったと思います。(Drは迷惑だったでしょうけれど)目には見えないけれど、そういう意識改革も重要なことだったと思います。

主治医の意見と諏訪部先生のご意見、セカンドオピニオンがあることは大きな支えです。私の場合 主治医と諏訪部先生の見解が大きく異なるということはありませんでしたが、自分で考えて自分の治療の方針を選べることは 自分で自分に責任を持つことにも通じます。しかし、時に「結果的に私は諏訪部先生を利用しているのだろうか??」と思うこともあるのです。こんな考えを持たずに済むようにネット上での診察(?)も保険請求なり、自己負担なりできるようになることを願っています。これを厚生省に要望すれば現状では「やぶ蛇」というやつですね。

ダラダラと長くなりました。本当はもっと深い思いや感謝の言葉もあるのですがお礼はせめてプレドニンなしの生活ができるようになってからですね。

さて朝のPFも極端に低かったですし、お風呂に入ってもう寝ます。

今までありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

◆3周年特別感想【008】

??才女性の方。

諏訪部先生。

こんにちわ。3周年おめでとうございます。

きっと、たくさんの人のターニングポイントとなったページだと思います。

私は、先生のHPがきっかけで喘息のこと色々勉強しました。自分が苦しかったから、どうやって病院に行こうか、と悩んだからです。喘息は小さい時から経験していたので、調子が悪くなった時、「あ、発作みたい…」とはすぐ思ったのですが、それを認めるのが嫌で、と言うか恐かったのかも知れません。結局、休む、というのは難しくて、半分意地みたいにやっていた時期もあったのですが。病院に行って、薬をもらって、薬を使うのは悪いことではないんだ、(良いこととは思いませんが、苦しいの我慢しなくていいんだ、と思えたこと)と知ることが出来て乗り切れたと思います。喘息のことだけではなく(たぶんもっと重要だったことですが)

寄稿集に登場される方、質問と応答、先生からのメッセージ、ここからリンクされているHPでの患者さん達の交流の中で、人との関わり方のヒントとなるものをたくさん得られた気がします。

今、アスレチックトレーナーの勉強中で、チームにも帯同していますが、選手の受診の時にはできるだけついていくようにしています。だから、私のドクターの関わり方が選手にも影響しますし、ドクターと選手、監督と選手、ドクターと監督の間立って話をする、というのもとても重要なことです(と私は考えています)。そのヒントとなるようなこと、教訓となるようなことがたくさんあったのではないかと思います。まだまだ試行錯誤、手探りの状態ですが、頑張ってやっていきたいと思います。これからも、よろしくお願いします。


(平成12年5月22日分)

◆3周年特別感想【007】

40代女性、サザエさん。

HP開設3周年おめでとうございます。HP運営には多くの時間と労力、そして忍耐力が必要かと存じます。すでにこのHPで学び、良くなられた多くの方々もいらっしゃいますし、私のように今、ひとつ一つ疑問を解きつつ、理解を深め、制限のより少ない日常生活を目指している者にとって大切な学習の場であり、なくてはならない存在です。心より感謝申し上げます。本当にご苦労も多々おありかとは存しますが、今後とも喘息に対する理解者が一人でも多くなり、喘息で苦しむ人が一人でも少なくなるようこのHPをとおしてご指導、ご鞭撻いただければ幸いに思います。

◆3周年特別感想【006】

53歳男性、PFセンターのeichan。

3周年おめでとうございます。

早く先生に知り合えていれば、今までこんなに苦労や苦しまなくて済んだのにと思います。喘息歴ばかり長くて、なにも知らなかったのが嘘のようです。寄稿集やzensoku webに出会いこれまでの生活が一変しました。まだ先生のHPを知ってから1年もたたないのですが、先生やセンターのピーチクさん皆さんにお世話になり、アドバイスを受け無発作の記録更新中です。

寄稿集や先生のアドバイスのお蔭で多くの喘息患者が救われると思います。

先生、本当にありがとうございました。

これからも長いお付き合いとHP更新よろしくお願いします。

◆3周年特別感想【005】

40歳代女性、PFセンターのあっぷるさん。

諏訪部先生。

ホームページの3周年本当におめでとうございます。
これからの、更なるご発展をお祈り申し上げます。

◆3周年特別感想【004】

諏訪部先生、こんにちは。

「特集・小児喘息」の感想001の「家族に喘息患者をもつ主婦」です。この度は寄稿集の3周年を迎えられたことを大変喜んでおります。おめでとうございます。昨年より、夫の喘息に関して先生からたくさんのアドバイスをいただいたお陰で、夫の喘息もかなり良い状態に向かいつつあります。先生のアドバイスに従い、初めてPFメーターを吹いた時は200台の前半であることも少なくなく、夫も私も暗い気持ちですごしていたのですが、最近は調子の悪いときでも300を割ることはほとんどなく、良いときは400を越えるまでになりました。PF値を根気よくつけ、吸入ステロイドを正しく吸入することを続ける中から、たくさんのことを学ばせていただきました。風邪の前にはPF値が下がること。仕事を休めなくても、なるべく早くに無理をせずに眠ることで、大きな発作に至らずに過ごせることなどです。長年にわたって放置してきたために、劇的な効果というのはなかなかみられなかったのですが、気管支拡張剤の使用回数もかなり減らしても問題のないところにまで快復したように見受けられます。また、息苦しいことを我慢せずに早いめに気管支拡張剤を使うことで、かえって大きな発作に至らないと言うこともわかるようになりました。喘息患者は今なお、たくさんの誤解や偏見にさらされています。特に小児喘息のお子さんに時代錯誤な鍛錬が未だに強いられていることも少なくないようです。先生のHPが、これからも一人でも多くの喘息に苦しむ方々を救うことを祈らずにはいられません。喘息患者もネット人口も増えることが予想される中、このHPは大変有益だと思います。今後もぜひご無理のないように続けていただけたらと願っています。先生もくれぐれもお体をご自愛くださいますように。

◆3周年特別感想【003】

「質問と応答」【079】の36歳男性(会社員)のピーチクです。

『ぜんそく患者さんからの寄稿集』3周年おめでとうごいざいます。

私も97年6月に発作が再発しましたので3周年です。

再発当初はどうしてよいかわからず、絶望的な気分だったことを思い出します。しかし『ぜんそく患者さんからの寄稿集』や『Zensoku Web』のお陰で心身ともに救われました。私にとって、最新の喘息医療を知る事できるこれらのサイトは現在もそして未来も心強い味方です。

『ぜんそく患者さんからの寄稿集』の中で、特にお勧めのページを書かせてください。

☆お医者さんへ(さしでがましいのですが…):

知識」コーナーの「5. 喘息発症のメカニズム

即時型と遅発型の反応が混在することで、喘息が悪化していくことがわかり様々なお薬が何に作用するかがわかります。よく読めば素人にもわかるわかりやすさです。必見です!

☆喘息児の親御さん、学校の先生方へ:

診療日記」の「110:呼吸困難と低酸素とはまったく別もの

喘息児は一見、引込み思案で弱々しく見えます。そのような子供の様子をみると「内気な性格が喘息の原因ではないか」と思うかもしれません。しかし、これを読めば、子供に鍛練を無理強いするのは無意味であるばかりでなく、たいへん酷であることかがわかるのではないでしょうか。

【コメント】PFセンターでは大変お世話になっています。センターでもたくさんの方がピーチクさんのお陰で良くなっています。ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。
ピーチクさんも発作再発偶然3周年だったのですね。無発作3周年おめでとうございます(?!)。今後とも発作とはおさらばしたいですね。頑張って下さい。

◆3周年特別感想【002】

諏訪部先生。

大変ご無沙汰しています。

「質問と応答」【002】及び「症例紹介」(51)のAICHANです。

『ぜんそく患者さんからの寄稿集』がついに3周年を迎えましたね。先生も感無量かと思いますが私も感無量です。なぜなら、『寄稿集』の公開に前後して私は先生からメールアドバイスをいただくようになり、そのときから私の喘息がみるみる良くなったからです。『寄稿集』の歩みは私の喘息治療の歩みとそのまま重なっています。『寄稿集』の公開がなかったら私は今でも喘息で苦しんでいたかもしれません。そう思うと、『寄稿集』3周年は私にとってとても感慨深いものです。

あらためてお礼を言わせてください。先生、本当にありがとうございました。

私と同じように先生に感謝している方はたくさんいるはずです。この3年の間、先生のご活動によってたくさんの方が喘息に対する認識を新たにし、たくさんの喘息患者が喘息を克服しました。

それだけではありません。先生の蒔いた種は着実に根を広げています。認識をあらたにした医療関係者や良くなった患者さんが日本各地でそれぞれに「喘息の正しい治療法」の普及に努力するようになりました。最近では海外でもその動きが出ているようです。

先生の地道な努力が確実に実になっています。素晴らしいことです。凄いことです。ひとりの喘息患者として、そのご功績には頭が下がるばかりです。

『寄稿集』の運営には大変な労力が割かれていると思います。それを思うと安易にはお願いできないとも思うのですが、今後も喘息患者さんのためにこのホームページを続けてほしいと願わずにはいられません。陰ながら応援しています。

私も、『Zensoku Web』の復活に向けて努力いたします。

今後もよろしくお願いいたします!

【コメント】Zensoku Webの復活、それは私だけでなくたくさんの読者の願いでしょう。この言葉が聞けただけで、何よりの記念の言葉になります。ありがとうございました。頑張って下さい。


(平成12年5月20日)

◆3周年特別感想【001】

諏訪部先生。

大変ご無沙汰しています。

「質問と応答」【049】の女性の方

ホームページ開設3周年にあたり、いろいろ企画されているようで今から楽しみにしています。

又、60,000のアクセス回数も超えられて先生のホームページに助けられ方がたくさんいらっしゃることと思います。

私もその中の一人です。

初めに先生にメールしたころより、ずい分と落ち着いております。

(1)ピークフローが250〜350だったのが350〜450に上がりました。

(2)発作時に自覚症状を感じられるようになりました。

(3)ステロイドに対する抵抗が減ってきました。

(4)安静の大切さを知ることができました。(この点につきましては、なかなか実行が難しくて次にステップアップできないでいますが…)

(5)自分の喘息はよくなるという自信がもてました。

風邪で悪化することもありますが、入院したり酸素吸入をするほどの悪化はありまん。また、なぜ発作になったのか見当がつくようになりなり漠然とした不安感もなくなりました。

しかし、プレドニンを服用するタイミングが悪くて点滴をする事もいまだにあります。(残念ながら8日にもしてきました)

また、こちらで情報を得て治療を進めたくても主治医の反応が鈍く思うような治療を受けられなかったり(フルタイドの増量が叶いません)、治療が自分に適さなかったり(痰が相変わらず多いのでネブライザーを使いたいのですが…)。

あとは、家族や社会の理解。以上の点さえ克服すれば、無発作も夢ではないと確信しております。またその点を克服するのが難しいことも分かっています。

発病して5年、まだまだですが少しづつ前進していきたいと思っています。

これからもHP楽しみにしています。大変かとは思いますが、身体に気をつけて頑張ってください。

【コメント】お久しぶりです。3周年の感想ありがとうございます。このようにすぐレスを下さる方がいらっしゃることが、何よりの励みになります。なかなか思うような治療が受けられない歯がゆさを感じますが、フルタイドも処方制限が解除されましたように、このインターネットが政治や医療にも影響を与えら得る時代になってきたと思います。私も医療人として頑張って行きますので、喘息克服への確信を持って突き進んでいって下さい。では。