(1)仕事を1カ月休んで治療に専念します。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<質問>
はじめまして。先生のホームページたいへん勉強になりました。先生に喘息の事で相談があります。
まず、自己紹介させてください。
36才、身長172 cm、男性。既婚、子供2人、A県在住、測量設計会社勤務です。たばこは1日40本で、今はやめました。平成9年9月に、はじめて喘息だと医者に言われました。
はじめは、風邪だと思い医者にもいかず、我慢して仕事をしていたのですが、せきがいつまでたってもなおらず、妻が医者に診てもらえばと言うので、妻の勤務するB病院に行きました。とにかく咳がひどいのです。僕の妻はB病院の看護婦をしています。そこで喘息だと診断され、薬で様子を見ることになりました。
今までの経過のわかることを書きます。
◆9月XX日(B病院):
喘息だと診断され、ユニフィル、ブロニカ、フスコデ。少し良くなるが咳は止まらず。
◆9月YY日(B病院):
ユニフィル、ブロニカ、フスコデ。診察なしで妻に頼んで薬だけ先生に出してもらう。変化なし。
◆9月ZZ日(B病院):
診察。テオドール、プレドニン、ブロニカ。2日ぐらいこれらの薬を飲んだのですが、吐き気がひどく妻に相談しテオドールを中止する。
◆10月XX日(B病院):
フスコデをもらう。相変わらず変化なし。友達が昔、喘息になったとき、診てもらって良くなった医者を紹介してもらい、C医院へ。
◆10月YY日(C医院):
診察を受け、点滴200 mlくらい。これで2日くらいは調子いいだろうと言われた。スピロベント、テオドール100、プレドニゾロン、抗生物質、あと不明。この後、4日間くらい(たぶん)調子がよく、薬を飲むのをさぼってしまった。また、咳がはじまる。
◆11月XX日頃(C医院):
スピロベント、テオドール100、プレドニゾロン、あと不明。薬だけもらう。
◆11月YY日(C医院):
スピロベント、テオドール100、プレドニゾロン、あと不明。薬だけもらう。この頃が一番咳がひどく、精神的にもまいっていたかも? おかげでたばこを完全にやめられた。昼間も咳が出て、夜中3時頃にも咳のために起きてしまう。時間があれば診察をうけ点滴をしてもらい、忙しいときは薬のみもらう。12月一杯までC医院で上記のことを繰り返していたと思う。
◆平成10年1月XX日(B病院):
担当の先生にC医院に行っていたことなど、今までの事を妻が説明。レントゲン異常なし、喘息に間違いないと診察される。テオロング200、 アイピーディーカプセル100、ベロテック(1錠ずつ1日3回)、ベコタイド50噴霧式(1回2噴霧1日3回)とスペーサー(ボルマチック・ソフト)をもらう。血液検査でアレルゲンを調べたがマイナス。
◆1月YY日頃:
薬が効いてきたのか、夜中ではなく朝6時ごろ目がさめて10分位咳が出る状態になった。昼間は動いたりすると少しだけ咳がでます。それから去年は出なかった痰が 朝、濃いものが出て、昼間は薄いものが出るようになりました。咳のためなのか声がかすれてあまり出ません。
◆1月ZZ日:
ピークフローメーターを入手。朝350から400くらい、夜は450くらいです。
以上が今までの経過です。ちなみに苦しくなって入院したことはありません。
それで1月中旬、会社と相談し1ヶ月休みをとることにしました。去年からなのですが、手がしびれるような感じがしていて、振るえるために細かい図面がかけないのです。先生への相談は、この1ヶ月の休養で適切な治療をして喘息をやっつけたいのです。
忙しいところ申し訳ありませんが、どんなことでも結構ですのでメールいただければ幸いです。
<応答>
始めまして。
コメントする前に、2つお聞きしたいことがあります。
(1)タバコをやめたということですが、それまでは何年間くらい吸いましたでしょうか?
(2)手が震えてしびれるようになったのは、喘息の薬を服用になってからではないでしょうか?
この点をぜひ次の機会にお答え下さい。
>>測量設計会社勤務です。たばこは1日40本で今はやめました。
私は、学生の時、測量のアルバイトをしたことがあり、野外の寒い現場でメモリのついた棒を前後にゆっくりゆらす仕事をしていました。会社の規模にもよるのですしょうが、だいたい会社の雰囲気は分かるような気がします。設計図を描いたり、ストレスの多い職場であるせいか、タバコを吸う方がほとんどであったような記憶があります。
ひとつ心配なのは、あなたがせっかくタバコをおやめになったのに、周囲が変わらなければあまり効果がありませんね。
喫煙歴をお聞きしましたが、その理由は慢性気管支炎との鑑別をしなくてはならないからです。慢性気管支炎でも風邪を拗らせたりすると喘息と同じような症状を呈することが良くあり、またタバコによる慢性気管支炎ですといくら吸入ステロイドを吸ってもある程度効果は限られてくるからです。また、喘息も同じですが、慢性気管支炎では、周囲の喫煙など有害因子の除去も当然不可欠な治療因子になってくるからです。
ただ、あなたぐらいの年齢ですと、いくらヘビースモーカーとは言っても、慢性気管支炎を発症するには若すぎるような気がします。担当の先生も、喘息に間違いないとおっしゃっているように、私も喘息と言ってよいような気がします。
>>最初の頃のB病院の治療内容について:
後で、吸入ステロイドを使っているようですので、喘息治療には明るい先生だと思いますが、初期の頃は、経口薬中心ですので、恐らく「模様見的治療」であったのだと思います。ただし、現在と担当先生が変わったりしていれば当てはまりません。
>>(B病院)相変わらず変化なし。友達が昔、喘息になったとき、診てもらって良くなった医者を紹介してもらい、C医院へ。
この医院の治療は、点滴で発作を止めるだけの治療ですし、吸入ステロイドを処方せずに経口ステロイド(プレドニゾロン)を処方しているとすれば、最近の「喘息は慢性の気道炎症」の考え方のない先生であると判断して良いと思います。従って、元のB病院へ戻ったのは、正解であったと思います。
>>B病院:テオロング200、 アイピーディーカプセル100、ベロテック(1錠ずつ1日3回)、ベコタイド50噴霧式(1回2噴霧1日3回)とスペーサー(ソフト)をもらう。…中略…薬が効いてきたのか、夜中ではなく朝6時ごろ目がさめて10分位咳が出る状態になった。昼間は動いたりすると少しだけ咳がでます。それから去年は出なかった痰が、朝、こいものが出て、昼間は薄いものが出るようになりました。咳のためなのか声がかすれてあまり出ません。
これは、咳が出なくなっていますから、明らかに吸入ステロイドの効果が出ていますね。ただ、朝方の痰は、これまでのタバコの影響が出ているのかもしれません。治療については後で述べます。
>>ピークフローメーターを入手。朝350から400くらい、夜は450くらいです。
これは、非常に良いことですね。発作止めの吸入(サルタノールやメプチンエアー)などはもらっていませんか? もし手元にあれば、今度、咳で苦しくなってスプレーを使用したとき、前と使用15分後で値を比較してみてみて下さい。有意に値が上昇すれば、喘息である可能性が高まりますし、今後の吸入ステロイドが効果を発揮するかどうかの予測にもなります。
ただ、値がやはり低いと思います。450でもまだまだです。私も、同じくらいの男性の方をたくさん診ていますが、600は吹けないと良い状態とは言えないと思います。その方法については、後で述べます。
>>それで1月中旬、会社と相談し1ヶ月休みをとることにしました。去年からなのですが、手がしびれるような感じがしていて、振るえるために細かい図面がかけないのです。先生への相談は、この1ヶ月の休養で適切な治療をして喘息をやっつけたいのです。
これは、何という理解力のある会社でしょうか? あるいは、あなたがそれだけ会社にとって欠かせない存在である証しでもあると思います。
手のふるえとしびれについては、以前テオドールを吐き気で中止していますから、喘息薬の副作用(ベロテック錠など)の可能性が最も考えられますが、職業病の可能性、その他の疾患(甲状腺など)の可能性があります。喘息薬の副作用であれば、問題は最も簡単ですが、後2者の場合、いろいろと検査をしなければなりませんね。
ただ、理由はどうあれ、1カ月もお休みを頂けるなんて、これは絶好のチャンスですね。さらに、C医院では簡単にステロイドを処方してくれるようです。そこで、このホームページの「症例紹介(2)」の会社員の方のところを、じっくり読んでみて下さい。恐らく、この方と同じ「喘息克服作戦」が可能であると思います。ステロイドと、ベコタイドを多めに処方してもらえると完璧ですね。さらには、「特集・吸入療法」も熟読して下さい。あなたの場合、喘息の病歴自体はさほど長くないので、きっと良くなることでしょう。
この作戦で、せっかく良くなっても、また会社に復帰すれば元に戻るのではないかという心配は無用です。この期間に目標ピークフロー値を達成できると、その後は吸入ステロイドが十分気管支に到達し、吸入ステロイドだけで十分コントロールできるようになるからです。ほとんどの方は、この良くなるまでの一定期間の安静が保てないがために、悪化と緩解を繰り返すのみで、一向に理想状態には到達しないのです。
それでは、先の質問にお答えいただいて、また追加することがあれば、メールいたします。
有意義な治療期間になると良いですね。
では。
<追加メール1>
先日よりやっと休みに入りました。その日、B病院の担当医に診察を受け、私の考えを担当の先生に話しました。
・自分で喘息のことを調べてみたこと。
・治療のため休みをとったこと。
・今のピークフロー値が朝450、夜500位になったこと。
・1ヶ月でベコタイド50を2本吸ったこと。
・全身性ステロイドとベコタイドの治療を希望すること。
・早く良くなるのであれば、入院する覚悟もあること。
・朝5時頃に咳のため毎日起きてしまうこと。
・点滴をやって欲しいことなど。
すると担当医の先生は、入院まですることはないだろうと。点滴はやってもいいですよといい、1日おきに通院することになりました。飲み薬は、
・ベロテックとアイピーディ100を朝、昼、夜、1錠。
・ユニフィルを朝1錠、夜2錠。
・ベコタイド50を2本もらいました。
前からするとテオロングがユニフィルに変わりました。
この日点滴をしてもらい、自宅療養になったのです。中身は、ハイドロコートン100 mg、ネオフィル10 ml(妻に調べてもらった)。
本日は、今日は朝5時ごろ咳のため起きました。昼間は安静にしているせいか、咳はほとんど出ません。手の震えとしびれは、前よりは少しなくなったかなあ?という感じです。ピークフローは夜550吹けました。
明日、点滴しに病院に行きます。
お忙しいとは存じますが、ご返事いただければ幸いです。
<追加応答1>
近況報告ありがとうございます。
>>先日よりやっと休みに入りました。その日、B病院の担当医に診察を受け、俺の考えを担当の先生に話しました。
→やっとお休みに入ったのですね。またご自分の考えをよく主治医に伝えられたと思います。なかなかいざとなると言えないものです。
>>すると担当医の先生は、入院まですることはないだろうと。点滴はやってもいいですよといい、1日おきに通院することになりました。飲み薬は…テオロングがユニフィルに変わりました。…この日点滴をしてもらい、自宅療養になったのです。中身は、ハイドロコートン100 mg、ネオフィル10 ml(妻に調べてもらった)。
→入院に関しては、色々な考えや病棟の混み具合など色々な要因があって一概に言えませんが、基本的に発作がひどくなければ入院はしなくても良いと考えるのが一般的かもしれません。教育入院やピークフロー値の最大値を調べるための短期ステロイド投与を目的とした入院は、現状ではかなり専門の病院でないとやってくれないかもしれません。それだけまだ、ピークフローや全身性ステロイドに対する考えが様々であるのは事実です。
ただ、1日おきであれ点滴をしてくれるのは、話が分かる先生だと言う印象を受けました。しかし、ハイドロコートン100 mgだけだとすると積極的に気道炎症を除去するには少な目かなという感じはします。
ユニフィルやネオフィリンが入っているので、まだ手の震えとしびれは取れないでしょう。この休みで、安静とステロイド点滴、吸入ステロイドなどで積極的にピークフロー値を上昇させ、なるべく早くユニフィルやネオフィリンから離脱することです。ピークフロー値が600近くで安定するようになったら、「発作や咳もなくなったので、手の震えとしびれも強くなっていますので、ユニフィルを中止したいのですが、如何でしょうか?」と聞いてみて下さい。ただその後は、ピークフロー値が下がらないように一生懸命(ゆっくり)吸入ステロイドを吸わなくてはなりません。
>>ピークフローは夜550吹けました。
→明らかに上昇しているようですが、朝方に咳が出るうちはまだまだです。もっと上昇するはずです。入院が駄目でも、自宅でしっかり安静にしていて下さい。注意して欲しいのは、今くらいなら動こうとすれば、発作が出ない程度にならいくらでも動けるのですが、あえて動かないように努力することが大切だということです。これが最も難しいのです。吸入ステロイドが十分作用するようになるまでの間しっかり安静を保たなくてはなりません。ユニフィルなどの経口薬を中止するためにもです。
>>明日、点滴しに病院に行きます。
→点滴の行き帰り、人混みで風邪を引いたりしないように、暖かくして、なるべくならマスクをするなど完全防備で通院して下さい。
何か分からないことがあれば、また質問して下さい。
では、治療頑張って下さい。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール2>
いつもお世話になっております。おかげさまでかなり調子がよくなってきました。お忙しいとは存じますが、また、ご意見をきかせて下さい。
まず、治療経過を報告いたします。
PF朝 PF夜 ベコタイド その他
2/ 3 520 10吸入 診察、点滴
2/ 4 450 560 15吸入
2/ 5 580 560 12吸入 点滴、注射(ケナコルトA)
2/ 6 560 570 10吸入
2/ 7 580 580 12吸入 点滴
2/ 8 530 590 12吸入
2/ 9 570 600 12吸入
2/ 10 580 590 12吸入 診察、点滴
点滴はすべて、ハイドロコートン100 mg、ネオフィル10 mlです。
飲み薬は、
ベロテック、アイピーディー100を朝、昼、夜、1錠づつ
ユニフィル朝1錠、夜2錠
咳は、2/3、2/4、2/5は、朝5時頃せきがでましたが、2、3分で止まりました。その後はおちついています。きのう昼間 軽い咳が少しでた位です。
手のしびれと震えは、あいかわらず変わりません。
痰はほとんどでません。声は前より出るようになりました。
担当の先生と相談し、調子が良ければ飲み薬を、最初 昼間の分を抜いてみて、その後大丈夫なら、朝・夜と順に減らして、その後1日おきとかにしてみることになりました。明日から昼の薬をぬいてみるつもりです。
点滴をいつの時点でやめるのかは、聞くのを忘れてしまいました。
俺はぜん息なんかと一生付き合いたくありません。これは無理なことなのでしょうか? 早く飲み薬と点滴をやめて、ベコタイドもやめて元の体にもどりたいです。
お忙しいとは存じますが、またご意見をきかせて下さい。
<追加応答2>
ピークフロー値が600行きましたね。でも、まだ軽い咳が出ているようですからまだまだですね。軽いとは言っても症状は症状です。咳が出る程度ではまだ走ったりできないはずです。喘息が本当に良くなると、一切の症状がなくなります。
>>2/5 580 560 12吸入 点滴、注射(ケナコルトA)
一つ気になることがあります。ケナコルトAは本当に注射されたのですか? なぜこの注射をしたのかについて、主治医から説明がありましたか? これは持続性の全身性ステロイドで、1回の注射で1カ月近く効果が続きます。なぜ気になるかと言いますと、今調子がいいのはこの注射のせいかもしれないという可能性があるからです。
このホームページの「症例紹介(3)」の方のところをよく読んでみて下さい。ケナコルトのことが書かれています。
>>手のしびれと震えは、あいかわらず変わりません。
ピークフロー値が600近く吹ければ、ほとんどはネオフィリンやユニフィルなどは中止できるはずです。手のしびれと震えが薬剤によるものかを試す意味でも、主治医に少し大げさに「手のしびれと震えがひどくなっています」と述べて、中止してもらっては如何ですか? ただし、吸入ステロイドは絶対に止めてはいけません。
>>痰はほとんどでません。声は前より出るようになりました。
良かったですね。
>>俺はぜん息なんかと一生付き合いたくありません。これは無理なことなのでしょうか? 早く飲み薬と点滴をやめて、ベコタイドもやめて元の体にもどりたいです。
この点に関しては、私のホームページの至る所に書いておりますが、現在の医療レベルでは喘息の完治は無理です。ただ、今の状態を維持しながら、そのうちに「喘息完治」の方法が確立されるのを待つしかありません。
「ぜん息なんかと一生付き合いたくありません。これは無理なことなのでしょうか?」ですが、うまくコントロールできれば、喘息の苦しさとは一生つきあわなくてもよいようにはなります。しかし、喘息であることは一生忘れては行けません。
「早く飲み薬と点滴をやめて、ベコタイドもやめて元の体にもどりたいです。」ですが、飲み薬を止めることは可能です。ベコタイドもある一定期間なら中止することができます。ただし、ピークフロー値を継続することが前提です。吸入ステロイドを止めてもピークフロー値が低下したら、早目に吸入ステロイドを再開すれば、大事には至りません。
すべての努力を怠って、喘息のことを忘れたとき、必ずしっぺ返しがやってきます。私は、そういう方をこれまでたくさん診てきました。この点に関しては、「寄稿集H」の方、「症例紹介@とD」の方をぜひ参考にして下さい。
今後のことを考えるより、まず今の状態を良くすることだけ考えて頑張って下さい。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール3>
早速のお返事有り難うございます。
また、先生にお聞きしたいことがありますのでよろしくお願いします。
>>一つ気になることがあります。ケナコルトAは本当に注射されたのですか? なぜこの注射をしたのかについて、主治医から説明がありましたか? これは持続性の全身性ステロイドで、1回の注射で1カ月近く効果が続きます。なぜ気になるかと言いますと、今調子がいいのはこの注射のせいかもしれないという可能性があるからです。
→僕もケナコルトの注射の件は、気になっていました。先生のホームページに書かれていることも読んではいました。この注射をするときは、担当の医師からは何も説明がなく、看護婦(私の妻)から、ぜん息の人が月に一回注射するステロイドだと聞かされただけです。僕の目の前で、ケナコルトを注射器にいれたので間違いありません。
今、点滴をハイドロコートン100 mg、ネオフィリン10 mlを1日おきにしていますが、ケナコルトを注射したのだから、点滴をする意味がないんじゃないかと思っていたところです。
そこで質問なのですが。
(1)ケナコルトが1ヶ月持続するということは、この期間副作用がつづくということでしょうか?
(2)この注射のせいで調子がよいとなにかまずいことでもあるのでしょうか?
(3)点滴を始めてから10日位になり状態も良いので点滴を中止したいのですが?
飲み薬を中止するのも「調子が良ければ自分で判断してよい」と担当の先生の許可を得ました。調子も良いし点滴もこちらから頼んだことだから、「いつでも中止出来るだろう」と妻がいっております。
ところで、僕の担当の先生は、ヘビースモーカーだと言ってましたけど、気持ちは僕にもわかります。喘息にならなければ僕もやめられなかったでしょう。最初、喘息になったころは、夜中3時頃の発作でやっと咳が収まった時、一服してるのを妻に見つかって怒られたので今度は便所で吸おうかと思ったくらいです。
長々と変な文章で申し訳ありません。
患者に不安を与えないことも治療の一つかもしれませんが、僕はぜん息のことを知りたいのです。担当医の先生と妻にも、「あんまり考えすぎるのも良くないよ」といわれたばかりです。すこし反省しました。
お忙しいとは存じますが、ご意見を聞かせていただければ幸いです。よろしくお願いします。
<追加応答3>
返事遅くなりました。調子は如何ですか?
>>今、点滴をハイドロコートン100 mg、ネオフィリン10 mlを1日おきにしていますが、ケナコルトを注射したのだから、点滴をする意味がないんじゃないかと思っていたところです。
→私の疑問も同じです。ハイドロコートンもケナコルトも同じステロイドですが、前者は即効性で作用時間が短く、ケナコルトは持続性です。両者を同時に使うとすれば、発作がひどい時で、とりあえずハイドロコートン(ほとんどネオフィリンを加える)で発作を鎮め、その薬剤の効果が切れてきてもケナコルトでしばら再発作が予防する、という場合です。あなたはピークフロー値600近く吹けているので、発作がひどいわけではありませんので、この使い方は私にもよくわかりません。また、ケナコルトを使ったのなら、そんなに具合が悪くないのになぜハイドロコートンを続けるのだろう、という疑問があります。
>>(1)ケナコルトが1ヶ月持続するということは、この期間副作用が続くということでしょうか?
→1回くらいケナコルトを使ったからといって、他の全身性ステロイドでみられる副作用以外の特別な副作用が出ることはなく、出たとしても胃腸障害、食欲増進、顔の火照りやむくみ、くらいでしょう。もし出たとすれば、やはり1ヶ月は続くでしょう。
ケナコルトは、多少苦しくてもすぐに病院を受診できない方とか、生活が不規則で非常に忙しい方に使われる傾向があるようです。非常に効果があるので依存的になってしまいがちで、長期的に使われると骨がぼろぼろになったり、糖尿病になったり、白内障になったり、いわゆる一般的なステロイドの副作用が出てしまいます。
我々(少なくとも私)が、ケナコルトにあまりいいイメージを持っていないのは、現在では吸入ステロイドがあるのになぜ今さらケナコルトを使うのだろうか、と思ってしまうからです。ですから1、2回くらいならあまり心配しなくていいでしょう。
>>(2)この注射のせいで調子がよいとなにかまずいことでもあるのでしょうか?
→ケナコルトのみで調子が良くなり、他の努力をしない場合に問題があります。ケナコルトのみでは、約1ヶ月しますと効果が切れてきますので、また注射が必要になり、どうしても依存傾向が出てきてしまうからです。
ケナコルトの力を借りてでもなんでも今はまず喘息を良くすることです。そして、その後その状態を維持するために副作用の少ない吸入ステロイドを頑張って下さい。そうすれば、ケナコルトの効果が切れてきても喘息は悪くなりません。
>>(3)点滴を始めてから、10日位になり状態も良いので点滴を中止したいのですが?
→ピークフロー値が600前後で安定していれば、吸入ステロイドのみでいいと思います。
>>飲み薬を中止するのも「調子が良ければ自分で判断してよい」と担当の先生の許可を得ました。調子も良いし点滴もこちらから頼んだことだから、「いつでも中止出来るだろう」と妻がいっております。
→前回も申し上げましたが、手のふるえやしびれが薬剤性かどうかを見る意味でも一度中止してみるべきでしょう。私の経験では、ピークフロー値が600以上あれば、ユニフィルやテオドールを止めても吸入ステロイドを続けていれば、突然の発作はまずおきません。また発作がおきる前にピークフロー値が下がってきますから、その前に風邪や過労などの誘因の除去や吸入ステロイド増量などで対策がとれます。
>>ところで、僕の担当の先生は、ヘビースモーカーだと言ってましたけど、気持ちは僕にもわかります。喘息にならなければ僕もやめられなかったでしょう。最初、喘息になったころは、夜中3時頃の発作でやっと咳が収まった時、一服してるのを妻に見つかって怒られたので今度は便所で吸おうかと思ったくらいです。
→実は私も以前はスモーカーでしたので、気持ちは良くわかります。今でも、「こんな時一服できたら最高だろうなあ」と感じることはあります。そんな至福の1日2、3服で済むことなら私もまた吸おうかなとは思いますが、どうしても本数が増えてしまい、いつのまにかヘビースモーカーになるのは明らかなので、もう吸う気はありません。
あまり勧められませんが、喘息が良くなってタバコを吸い始めた方が「寄稿集(09)」の方です。喘息が本当に良くなるとある程度の本数ならタバコが刺激にならないこともありますが、今は喘息を良くしている治療中です。刺激は禁物です。何としても我慢して下さいね。
>>不安を与えないことも治療の一つかもしれませんが、僕はぜん息のことを知りたいのです。担当医の先生と妻にも、「あんまり考えすぎるのも良くないよ」といわれたばかりです。すこし反省しました。
→くよくよすることはマイナスですが、正しい知識を付けることはとても重要です。頑張って勉強して下さいね。
では。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール4>
いつもお世話になっております。ベゴタイトがんばって吸っていますよ!! おかげさまで調子はいいです。
また教えていただきたいことがあり、メールいたしました。
この間、飲み薬をやめてから2月17日に血液検査をしました。結果は、テオドールの血中濃度はほとんど0にちかく問題がないようなのですが、肝機能のGPTが73で少し高めと出ました。喘息になる前、去年6月の健康診断でもGPTが55で1ヶ月後再検査と言われましたが、気にすることは無いだろうと思って行きませんでした。喘息の発作がなくなった今は、時々風邪のひき始めみたいな感じがするときがあるだけです。2週間後、また検査してみようと思っています。
GPTの上昇は喘息と関係があるのでしょうか?
お忙しいとは存じますがよろしくお願いします。
<追加応答4>
調子良さそうで何よりです。
肝機能についてですが、喘息との関係はないと思います。元々肝機能が悪いようですが、輸血歴、飲酒歴などの情報があれば有用です。元々あった肝機能障害が、この度の点滴などで少し肝臓に負担がかかったのかもしれませんね。
もう一度再検し、高いようなら主治医に相談すべきでしょう。
ぜひ次の機会に3つのことを教えて下さい。
(1)ピークフロー値の最大値と、大体の変動。
(2)手のふるえやしびれはどうなったか?
(3)薬を止めたということですが、どれをどう止めたのですか?
では。
<追加メール5>
早速のご返事ありがとうございます。
(1)ピークフロー値の最大値と、大体の変動。
→最大値は600。550から600の間です。
(2)手のふるえやしびれはどうなったか?
→前ほどひどくは有りませんが少しあります。どう説明していいか解らないのですが、変な感じが手に残っています。
(3)薬を止めたということですが、どれをどう止めたのですか?
→点滴と飲み薬(ベロテック、IPD100、ユニフィル)をストップ。今は、ベコタイド50だけ吸っています。
その他として、
(4)輸血歴
→ありません。
(5)飲酒歴
→晩酌はほとんどしません。友達や会社の人と多いときで週1、2回飲みに行くくらいです。だいたい生ビール3杯と水割り2杯くらいの時が多いです。今年に入って酒は飲んでいません。また、大好きなビールが飲めるようにがんばります。
<追加応答5>
>>(1)ピークフロー値の最大値600。550から600の間です。
→大変良い値ですね。ただ今は、会社を休んで安静にしていますから良いですが、仕事を始めるようになったら、また色々なことがおきてくるでしょう。その時は、ピークフロー値を目安に自分の喘息の状態を判断し、早めに処置をして下さい。
>>(2)手のふるえやしびれは、前ほどひどくは有りませんが少しあります。どう説明していいか解らないのですが、変な感じが手に残っています。
→これは良くなってきたということですね。ユニフィルやネオフィリンなどの影響がなくなっても(血中濃度でわかる)続くときは、甲状腺とか、神経内科、あるいは整形外科的を受診した方がいいですね。
>>(3)薬は、点滴と飲み薬(ベロテック、IPD100、ユニフィル)をストップ。今は、ベコタイド50だけ吸っています。
今後はベコタイドただ一つがあなたの喘息を支えてくれるんだと、考えて吸入頑張って下さい。気管支が広がっている今こそ吸入ステロイドを吸わなくては行けません。
>>(4)輸血歴や飲酒歴について:
次回の再検で、肝機能が良くなっていれば、やはり薬剤の影響だと思います。一応、B型肝炎やC型肝炎の検査をした方がいいかもしれませんね。
では。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール6-1>
いつもアドバイスをいただきありがとうございます。お陰様で仕事に復帰しました。
ピークフローも600前後で安定しています。咳も出なく1日目は無事終了しました。仕事も今は忙しくなく、ホッとしています。ここまで元気になれたのも、先生のおかげです。
これからも、ベコタイドとピークフローがんばっていきます。
それでは、またメールさせてもらいます。
<追加応答6>
仕事復帰ですね。良かったですね。
手のふるえはどうですか? 仕事に支障はありませんか?
>>これからも、ベコタイドとピークフローがんばっていきます。
→これは、実に力強い言葉ですね。まさに、良くなった今からこそが、真の喘息治療の始まりです。「良くするは易く維持するは難し」-どうかこの言葉を胸に頑張って下さい。
<追加メール6-2>
いつもご心配していただき有り難うございます。
手のふるえやしびれは、少し変な感じが残っていますが、大丈夫だと思います。
「良くするは易く、維持するは難し」この言葉、忘れないようにがんばります。
「Zensoku Web」のAICHANにメールを送ったところ、すぐ返事をいただき、アドバイスをいただきました。うれしいですね。アドバイスや心配してくれる人がたくさんいるっていいですよね。
それでは。またメールさせてもらいます。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール7>
お元気ですか?
僕は、仕事に復帰して半月になりますが、お陰様で元気で仕事をしています。
ピークフローは600から650の間で安定して、咳もほとんど出ません。
ベコタイドは1日、12吸入です。
仕事中の昼間は、落ち着いて吸えないため、朝と帰宅時、それと寝る前にスペイサーを使って吸うようにしました。
手の震えやしびれもなく、GPTも喘息になる前の値(60)までさがっています。
この前、仕事仲間と飲みにいきました。生ビールをひさしぶりに感動して飲んでしまいました。また、発作がおきたらどうしようと思いつつも、中ジョッキで3バイ飲んで、それから、焼酎のお湯割りを2杯。
家に帰ったころは、喘息の事など忘れてしまってぐっすりです。
心配していた咳も出なく、安心しました。
それでは、先生もお身体に気をつけてがんばって下さい。
<追加応答7>
元気そうですね。
手のしびれはないのですね。良かったです。
それにしても、豪快にお酒を飲んでも発作が起きないようですね。ただ、喘息と関係ないのですが、肝機能(GPT=60)は依然として高いと思います。毎日大酒を浴びるのでなければ、この値は心配しなくても良いかと思いますが、毎日晩酌するようならこの値は要注意です。私も、大酒のみで毎晩晩酌していますが、もし肝機能が異常を来したらきっぱり酒を止める覚悟でいます。肝臓は眠れる臓器といわれていますので、肝機能が異常を示すのは氷山の一角だと考えているからです。異常値としてはわずかかもしれませんが、明らかに警報を発しているのです。ピークフロー値と同じですね。
専門外のことで意見してしまいました。自分をも戒める気で書いてます。お許し下さい。
では、吸入ステロイド頑張って下さいね。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール8>
先生、お元気ですか?
僕は気をつけていたのに、風邪をひいてしまいました。会社の中で風邪が大流行しています。最初は、まわりのたばこに反応して、咳が少し出始めたと思っていました。
ピークフローは600から650で安定しています。咳が出始めて2日後、夜中に咳で起きてしまったのです。もしや、喘息ではと思いピークフローを吹くと、なんと650なのです。
今日は、朝濃い痰と、咳が少し出て、息苦しさを感じ、ベコタイドをゆっくり吸うことがくるしく感じています。でも、ピークフローを吹いたら、なんと680(新記録)です。そのうちAICHANの730を抜けるかも!!
風邪の症状と僕は思っていましたが、妻が心配して急患で病院にいったのです。今、思うと急患で行くほどのものでもないと思うが…。担当医の先生ではありませんでしたが、診察をしてもらったら、喘鳴はありませんでした。
血液検査もしてもらいましたが、結果は明日でます。
せっかく病院にきたのだから、点滴をうっていこうと妻が先生と話し、ハイドロコートンとダラシンS(抗生物質)をいれたのです。
僕はピークフローが高く安定しているため、そんなに心配していないのですが、妻は早め早めの治療だといって、心配しています。
それでは、お身体に気をつけてがんばって下さい。
<追加応答8>
返事遅くなりました。
>>先生、お元気ですか?
実は学会から帰って、歯の痛みに悩まされ続けていました。でも、ようやくキーボードを叩く元気が出てきました。なにか病気があると、何事にも集中できないものですね。
>>僕は、気をつけていたのに、風邪をひいてしまいました。会社の中で風邪が大流行しています。最初は、まわりのたばこに反応して、咳が少し出始めたと思っていました。
最初の関門ですね。気をつけていているだけで風邪を引かないのであれば、そんな簡単なことはありませんね。大切なのは、風邪を引いてしまった後の迅速かつ適切な処置です。十分な安静、早めの感冒薬投与、吸入ステロイドの回数増加、ステロイドの適宜内服、早めの来院、などです。
>>ピークフローは600から650で安定しています。咳が出始めて2日後、夜中に咳で起きてしまったのです。もしや、喘息ではと思いピークフローを吹くと、なんと650なのです。今日は、朝濃い痰と、咳が少し出て、息苦しさを感じ、ベコタイドをゆっくり吸うことがくるしく感じています。でも、ピークフローを吹いたら、なんと680(新記録)です。そのうちAICHANの730を抜けるかも!!
680とは驚きです。やりましたね。でも、このくらい良い値が吹けても息苦しいと感じることがあるとすれば、もっともっと高い値が出る可能性があります。実際そういう患者さんもおります。もう少し様子を見て下さいね。
>>風邪の症状と僕は思っていましたが、妻が心配して急患で病院にいったのです。今、思うと急患で行くほどのものでもないと思うが。担当医の先生ではありませんでしたが、診察をしてもらったら、喘鳴はありませんでした。…略…せっかく病院にきたのだから、点滴をうっていこうと妻が先生と話し、ハイドロコートンとダラシンSをいれたのです。
これは、実に適切な処置であったと思います。奥様は良い判断をしたと思います。「病院に行くべきかどうか迷ったときは必ず受診する」この原則を守って下さいね。このような自己判断ができるようになれば、喘息はもう克服できたと言っても過言ではありません。
>>僕はピークフローが高く安定しているため、そんなに心配していないのですが、妻は早め早めの治療だといって、心配しています。
ピークフロー値は確かに高いですが、もっと上がある場合は、今の状態でもイエローゾーンになりうることは念頭に置いて下さいね。
>>血液検査もしてもらいましたが、結果は明日でます。
結果はどうでしたか? 特に肝機能が気になりますね。
それでは、また。
【017】36歳男性(測量設計会社勤務)の方より
<追加メール9>
諏訪部先生、お元気ですか。
ご無沙汰しています。その節は、大変お世話になり有り難うございました。
近況報告させて下さい。この頃咳が少し出始めています。
前みたいに夜中咳で起きてしまうことはないんですが、車に乗ったときのエアコンに反応して、息苦しさを感じてしまいます。あとは、たばこの煙に反応して咳が出ることが多くなってきました。それ以外にもどうしてか解りませんが、息苦しさと咳が出るときがあります。放っておけば治ってしまいますので、最初は気にしていなかったのですが、このごろ頻繁に起きるのです。でも、ピークフローは600から650の間で安定しています。
なぜか、少しくるしいときや、咳が出ているときでもピークフローは600から650なのです。どうしてなんでしょうか?
ベコタイド50も1日12回以上は吸っています。時々忘れることもありますが…。もう少し増やしてみようかと思っています。
肝機能のほうは、エコーで検査してもらいました。肝臓に脂肪がついているといわれましたが、たいしたことはないそうです。GPTも60くらいです。少し高いですが、まずは一安心です。
喘息の咳が出始めたのが少し不安になりましたのでメールしました。先生の言うとおり喘息治療は難しいですね。
また、ご意見を聴かせてもらえれば幸いです。
それでは、お身体に気をつけてがんばって下さい。
<追加応答9>
お久しぶりです。
暖かくなって喘息の方が皆良くなるかと思うきや、そんなに簡単には行かないものですね。5月は、喘息の方にとって大敵のようで、調子の悪い方が多いようです。
>>この頃、咳が少し出始めています。…(略)…でも、ピークフローは600から650の間で安定しています。
→健康な人でも、タバコやエアコンに反応して、咳だけなら出ることはありますが、息苦しくなるとすれば、喘息悪化のひとつの症状と考えられますね。その際、気管支拡張剤の発作止めを吸ってみて下さい。すぐ咳が止まるか、あるいはその前後でピークフロー値が上昇するようなことがあれば、やはり喘息悪化の一種でしょうね。その場合は、おっしゃるとおり、吸入ステロイドを正しい方法(をもう一度見直して)で、増量してみて下さい。もし、まったく症状が改善せず、ピークフロー値も改善しないとすれば、他の要因も考えられます(例えば、精神的なもので、過換気症候群や心臓神経症など)。
以前は、今くらいのピークフロー値なら何ともなかったのに、その値を維持していても息苦しさを感じるとすれば、良くなって長い期間で、身体が正常な感覚を取り戻したということでしょう。その意味では、まずは喜ぶべきことであると思います。それでも、息苦しさを感じるとすれば、もう少しピークフロー値の設定を上(700以上)にすべきですね。
それから、症状がなくなったからと、タバコやエアコンなどの刺激を容易に受け入れてはいけませんね。何とか、最低限の暴露にとどめるよう引き続き努力すべきでしょう。安静(疲労回避)にも配慮すべきですね。
肝機能は、今後も定期チェックを続けるべきですね。
では、頑張って下さい。