(4)呼吸機能検査を受けてきました。
【082】?歳女性(音楽関係)の方から
<追加メール3>
お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。
今日、呼吸機能検査をしてきたので、さっそくお知らせします。実は2週間程前にインフルエンザにかかり、40度近い熱が出て、夜、診察していただいたんですが、その時に診てもらったお医者さまが、気さくな方で、気軽に相談できる人だったのです。(大抵、何か怒っているような感じの人に当たることが多かった)それで、これまでのことをお話して、呼吸機能検査をしてみましょうということで、今日やってきました。
肺活量(VC) 3.38 L
活量予測値(VCpred) 2.95 L
%肺活量(%VC) 114.6 %
1回換気量(TV) 0.68 L努力性肺活量(FVC) 2.72 L
1秒率(FEV1.0) 100.0 %
ATI +19.5 %安静換気量(MV) 5.24 l/min
最大換気量(MVV) 71.9 l/min
%MVV 82.7 %
気速指数(AVI) 0.722ピークフロー値 4.36 L/S/M
V75/HT 3.92 L/S/M
V50/HT 3.27 L/S/M
V25/HT 2.02 L/S/M
V25/HTpred 1.31 L/S/M 154.2%
文字化けなどしてなければいいのですが…。
インフルエンザにかかったことで、また咳が出ていたのですが、お薬の種類を変えてもらったら、すぐに止まりました。アレルギーの検査(去年九月に行った)では、ハウスダストと大豆にアレルギー反応が出ていたのですが、今回の結果をみて、喘息ではないと言われました。検査をしてみて良かったです。
9月に風邪をひいたときは、2ヶ月近くも咳が止まらず、苦しく不安な毎日でしたが、こうしてインターネットを通じて諏訪部さんとお知り合いになれたことをうれしく思います。これからも、たくさんの苦しんでいる方々のために、お仕事頑張ってください。応援しております。
<追加応答3>
インフルエンザにかかっていたんですね。
>>その時に診てもらったお医者さまが、気さくな方で、気軽に相談できる人だったのです。
→良かったですね。今後も診ていただけるのですね?
>>呼吸機能検査をしてきたので、さっそくお知らせします。
→たくさん値が並んでいて何がなんだか分からなかったかと思います。でも、あれだけたくさんありますが、結局重要なのは、肺活量と一秒率なのです。
>>肺活量(VC) 3.38 L
肺活量予測値(VCpred) 2.95 L
%肺活量(%VC) 114.6 %
→これは、歌手をやっておられる関係で、標準値以上なのですね。すごいです。
>>努力性肺活量(FVC) 2.72 L
1秒率(FEV1.0) 100.0 %
→肺活量は、ゆっくり吸ったり吐いたりして求める肺活量ですが、努力肺活量は一気に吐いて求める肺活量で、一秒率を求めるのに使われます。努力肺活量はあなたのように通常は肺活量に比べて低くなることが多いです(3.38→2.72)。驚くべきは一秒率100%です。これは気管支に炎症や痰や痙攣などによる閉塞がないことを意味します。先生はこの値を見て喘息ではないと言ったのでしょう。この結果をみれば私もそう思います。
これまでの主症状が咳でしたので、このような結果になったのかなと考えています。ですから、治療はこれまで通りで構わないと思いますが、時に咳喘息の初期には一秒率が異常を示さないことがあります。そのことを念頭に置いておきさえすれば、今後何があってもがっかりしたりすることなく早めに冷静に対応できると思います。
>>ピークフロー値 4.36 L/S/M
→この値を60倍すると、皆さんが付けているピークフロー値の値と大体同じくらいになります。4.36*60=261.6ですから、いつも吹いている400に比べると少し低いかなという気はしますが、測定方法が違いますので、あまり気にしなくていいですね。
>>9月に風邪をひいたときは、2ヶ月近くも咳が止まらず、苦しく不安な毎日でしたが、(…略…)
→最近は咳はでないのですね? 良かったです。
では、お元気で。
【082】?歳女性(音楽関係)の方から
<追加メール4>
ご相談です。
こんにちは。弟の症状のことで相談します。去年の夏に(確か明け方とか言っていました)突然、咳が出て、1時間近くも咳き込み続け、その後、痰がからんで息苦しくなり、「ぜーぜー、ひゅーひゅー」という音がしたそうです。本人も、きっと喘息だろう、と思ったそうですが、辛かったのはその時だけで、忘れてしまって放っておいてるうちに、1ヶ月に1度程のペースでこういう症状が出るようになった、と言っていました。だけどそれも合計3回位で、今はこういう症状は出ていないようです。また咳き込んだら病院へ行く、と本人は言っていますが、こういう症状が出た場合、今は何ともなくても、検査などしてもらったほうがいいのでしょうか? 弟は現在22歳、大学で機械工学の勉強をしています。
ところで、私も気になる咳が出ました。昨日なんですが、縫い物をしているときに急に喉がむずむずして、咳が出ました。たくさん咳き込むというわけではないのですが、喉がむずむずしている間は、なんとかそのかゆみを取りたくて咳が出るのです。しばらくしたら、痰が出てきました。そうしたら咳も治まったんですが、一体何なのでしょう。息苦しさは感じませんでした。喘息のときは、気道が狭くなって、「ぜーぜー、ひゅーひゅー」音がする、といわれますけど、痰がからみはじめた時もそういう音が微かにしたのですが、これは喘息の「ぜーぜー、ひゅーひゅー」と関係あるのでしょうか? 単に、痰が出てきたので、喉が狭くなってそういう音がしただけなのでしょうか? その後、咳が出たのも痰がからんだのもその時だけです。喉の痛みやかゆみはありません。あまり神経質になるのもどうかと思いましたが、ちょっと気になったので教えてください。喉の「ひゅーひゅー」は心配ですけど、気分の「ひゅーひゅー」(by桃の天然水)は四六時中。相変わらずです。先輩方と来年行う演奏会の計画で頭の中は一杯です。では、よろしくお願いします。
<追加応答4>
弟さんですが、確かに症状が軽そうですね。今の所、あなたと同様に肺機能検査をしても異常値は出ないかもしれません。咳がひどくなったら病院へ行くという心構えのようですから、このまま模様を見て構わないともいます。ただ、検査や薬は不要としても、日常生活上、部屋の掃除をこまめにするとか、ファンヒーターのストーブは避けるとか、環境には気を使った方がいいですね。弟さんは一人暮らしですか? そうでなくても、若い男性は親に部屋を掃除されて片づけられるのを嫌います(やばいものが出てきたり…)から、ダニやハウスダストにとっては天国ですからね。生活を規則的にするとか、風邪を拗らせないようにするとか、色々な注意点はありますが、この若さできちんとしすぎると、年寄りじみているとか馬鹿にされかねませんからね。ひどくなってからでないと健康管理が出来なくなるとは、日本の健康教育がどこか間違っているとしか思えません。
>>ところで、私も気になる咳が出ました。昨日なんですが、縫い物をしているときに急に喉がむずむずして、咳が出ました。たくさん咳き込むというわけではないのですが、喉がむずむずしている間は、なんとかそのかゆみを取りたくて咳が出るのです。しばらくしたら、痰が出てきました。そうしたら咳も治まったんですが、一体何なのでしょう。息苦しさは感じませんでした。
→縫い物は、毛糸ですか? 糸くずがでる布ですか? これらが気管支を刺激することはよくありますね。むずがゆくなるのは、気管から喉にかけて炎症が起こっているか、このように痰が上がってくるときにみられますね。確かにこれだけでは息苦しくはならないでしょう。
>>喘息のときは、気道が狭くなって、「ぜーぜーひゅーひゅー」音がする、といわれますけど、痰がからみはじめた時もそういう音が微かにしたのですが、これは喘息の「ぜーぜーひゅーひゅー」と関係あるのでしょうか? 単に、痰が出てきたので、喉が狭くなってそういう音がしただけなのでしょうか? その後、咳が出たのも痰がからんだのもその時だけです。喉の痛みやかゆみはありません。あまり神経質になるのもどうかと思いましたが、ちょっと気になったので教えてください。喉の「ひゅーひゅー」は心配ですけど、気分の「ひゅーひゅー」(by桃の天然水)は四六時中。相変わらずです。
→おおざっぱですが、気管支に痰が絡んで気管支が細くなっているときは、「ぜーぜー」という湿った感じの音、痰がなく気管支が痙攣しているときは「ひゅーひゅー」というドライな音が聞こえます。もちろん両者が混ざって聞こえることもあります。
この音が喘息によるものかどうかですが、一時的な場合は喘息様気管支炎で、慢性にあるいは間欠的に聞こえる場合は喘息ですね。
以前も申し上げましたが、咳喘息ですと最初の頃は肺活量に異常が出ないこともあります。しかし、軽度でも気管支炎症は存在している可能性がありますから、何かの刺激で悪化し、その結果痰が出たということは考えられます。神経質になることはないですが、ひどくなりそうなときは早めに吸入ステロイドを導入すべきでしょう。ただ、そのくらいでは発作でないからと導入してくれる先生は少ないかと思いますが…。
>>先輩方と来年行う演奏会の計画で頭の中は一杯です。
→新しい演奏会ですね。聞きに行けることを楽しみにしています。頑張って下さい。
では。
<追加メール4-1>
ありがとうございました。私の咳は、あれっきりで、今は何ともありません。縫い物っていうのは、和裁のことです。個人でやっている先生のお宅へ週2日ほど習いに行っています。その先生も喘息で去年の秋頃は発作が起きて辛そうでした。今は浴衣を縫っているので、そんなに埃のたつようなものではないと思うのですが…。咳が出る前に、先生がお部屋を出たり入ったりしていたので、急に冷たい空気を(その日は寒かったです)吸ってしまったのか、隣の部屋(といっても台所と玄関)からの埃が入ってきたのかな、とも思いましたが、冷たい空気が入ってきただけなら、出掛けた時に毎回、咳が出てもよさそうなもんですよね。ん〜〜分かりません。あれから(咳がたくさん出た時から)ずいぶん悩んで、生活習慣など反省して、体の調子も良くなってきたので、気を抜かず、頑張ろうと思います。よく周りから言われることなんですが、一般に歌い手さんたちは、自分の喉に敏感になりすぎる、ということです。ま、でも仕方ないですけど、あぁ喉が何か変だ、と思い込んで自分で自分に暗示かけて風邪をひいてしまう、という馬鹿なことをやってしまったりするので、そのへんのところを上手くやっていきたいと思ってます。