(13)フルタイド200処方してもらいました。

【083】36歳女性(現在無職)の方より

<追加メール11>

フルタイドとサルタノールを手に入れました。フルタイド200を処方してもらいました。『寄稿集』のフルタイドのところを読んで、200で1日1吸入すると1日200マイクログラムになるということから、先生に200で処方してもらおうと考えたのです。フルタイドならベクロメタゾンの2倍の効果があるということで、ベコタイドで計算すると400マイクログラム、4吸入分。臨床的には効果がその2倍とも言われているとなると、8吸入分の効果があるかもしれないということですね? とりあえず200が2シートです。先生がフルタイドについては知らないようなので、こちらから「指示」しないとなりません。確か1度に1週間分、これが1年間続くわけでしたね? 1週間分の最高量は200ですと2シートですか? 時間があるうちは毎週でも通います。今通っている病院なら、月〜金は19:30までやっているので、どうにかなりそうです。土曜は13:30までだし。おまけに待たないで済むので助かります。来年の3月までには、○○に引っ越すつもりなので、また病院探しが大変だと思い、先生に相談したところ、国内はもちろん海外でも処方箋を送ることができるといってくださったのでほっとしています。

ところで、院外処方箋になってからわかったのですが、診察料が1,200円で、フルタイド200×2シートとサルタノール×2本で薬代が960円。診察料は高いのですね。薬だけもらって、診察なしという方法だと、また違うのでしょうか? いつも診察(と言っても経過報告ですが)してもらっていましたが、もし費用が安くなるのであれば診察は要らないとも思います。診察に毎週1,200円もかかるのでは、薬代よりも多いので大変ですから。まして、喘息の指導を受けているわけでもないですし。どうも保健の話になるとわけが分からなくなりますね。薬より高い診察料なんて納得いきません。

フルタイドは吸入しやすく、ストレスもほとんどありません。ゆっくりから一気にという変化は、せっかちな私には嬉しいものがあります。甘い味が薬の味というので、舌にだいぶついてしまうのだなぁと思いました。これも効果的な吸入の角度などあるのでしょうね。できるだけ効果的に吸入したいですから、微妙な角度なども気をつけたいと思います。今までもそうでしたが、吸入は鏡を見ながら行っています。その方が丁寧にできるように思います。スペーサーを使っていた時には、なおさら姿勢などの点にも注意がいきとどどきますから、大きな鏡に写しながら吸入するのがとてもよいように感じました。

PF値600を安定していつも吹けるようにすることを目標にして、がんばります。フルタイドを1吸入しただけで、気道がすっとしました。サボっていたのですこしPF値も下がっていましたし。吸入直後に「効いた」という感覚が確かにあり、驚きました。それまでは、少し圧迫感があったのです。一気にスーっとしました。性格が単純なせいか、薬もすぐに効くようですね。単純な性格を大いに喜ばないと。

院外薬局にいって、フルタイドがあるかどうか聞いたところ、まだ置いていないところの方が多いようでした。いつも行っているところにはありましたが、フルタイド100で、昨日研修会に行ってきたということで、薬剤師さんも初めての処方だといっていました。開封さえしていないフルタイドを見せてくれました。もしかしたらこの辺では私が一番乗りかも。結局、サルタノールもなく、すぐに取り寄せてもらうことになったのです。1時間後には渡せるというので、嬉しさ倍増でした。他の薬局では早くても翌日です。1時間後に薬剤師さんが家に届に来てくれるのです。このサービスは本当に嬉しい。喘息だと寒い中、いったりきたりというのは辛いものもありますから、届けてもらえるというのは本当にありがたいです。

フルタイド効果は、喘息だけではなく、鬱になっていた気持ちまで明るくさせてくれました。わくわくしているうちに、ここしばらくひどく落ち込んでいた私の気持ちまで明るくしてくれました。

吸入療法にしてから、喘息が改善された他に、鼻炎も皮膚疾患もおさまり、おまけに気持ちまで楽になれて元気だということを実感できるようになったと思います。あまりにも元気になれたので、逆に喘息ではないような気がしたのかもしれません。そんなに簡単に改善されるとは思えないですから。今まで6年も薬を飲み続けていたのを考えると、奇跡のように感じます。

Zensoku Webで知り合った仲間にはげまされ、支えられ、本当に助けられました。喘息仲間というのは、大切ですね。長く続けないとならないことなので、仲間同士の励ましあいは、とても大きなものなのだと思います。諏訪部先生の励ましももちろんありがたいけれど、その他の仲間からの励ましもありがたいものです。本当にこうしてインターネットで新しい世界が広がったことに感謝です。

厚生省に働きかけるメールは送らないとだめですね。現実にどうなるという問題ではなくても、吸入ステロイド療法の必要性は投げかけていかないと…。運輸省の仲間にひどい喘息の人がいるんです。男性でもう50才になるかと思うのですが、よく入院しています。今は、運輸省から出向して外務省の仕事でパリで働いていますが、そういう人にはぜひとも厚生省に出向してもらいたいですね。きっと厚生省の意識に吸入療法を植え付けてくれるような気がします。厚生省には喘息患者はいないのでしょうか??? 厚生省はなぜ吸入ステロイドに対して積極的にならないのですか? ステロイドに対する理解が足りないだけですか? どうもよく分からないことが沢山あります。

また、がんばります。どうぞこれからもいろいろとお導きくださいますようお願いいたします。

フルタイド効果につきましては、また追ってご報告いたします。期待していてください!

<追加応答11>

フルタイド処方してもらったのですね。

>>1週間分の最高量は200ですと2シートですか? 時間があるうちは、毎週でも通います。

→1日の最大使用量はフルタイド200で4ブリスター(=1ディスク(1シート))、すなわち800マイクロです。1回最大7シートまで処方可能です。ただし、200マイクロを1日1回で十分なら、たしかに2シートで8日分持ちますね。しかし、一般的にこういう場合は、7シート処方して1カ月後に次の受診となるようにすると思います。ただし病院の事情にもよります。

>>薬だけもらって、診察なしという方法だと、また違うのでしょうか?

→基本的に投薬だけの受診というのは認められていませんので、仮に窓口で「薬だけ下さい」といっても診察料は同じです。

>>いつも診察(と言っても経過報告ですが)してもらっていましたが、もし費用が安くなるのであれば診察は要らないとも思います。診察に毎週1200円もかかるのでは、薬代よりも多いので大変ですから。まして、喘息の指導を受けているわけでもないですし。どうも保健の話になるとわけが分からなくなりますね。薬より高い診察料なんて納得いきません。

→ろくに話を聞いてもらえず、診察や指導もしてもらえないのに、一定の料金を払うのは私もおかしいとは思います。でも、私は、本来は薬よりも診察料の方を高くして欲しいと常々考えています。もう少し薬を安くすれば(これは可能なことです。実際に製薬業界が高く設定している面があるだと思います)、「薬をたくさん処方して儲けよう」という医者は減るような気がします。時間をかけて、病状をよく聞き、細かく診察し、生活指導・栄養指導を行い、最低限の検査と投薬で済ませる。これが本来の医療だと私は考えます。日本人は、どうしても物(薬や検査)に金をかける傾向があり、情報に金をかけないですよね。私は、こうした無形の情報にこそ金をかけるべきだと思います。

投薬重視、検査重視のシステムが現在の悪い医療の根元、医療経済破綻の原因だと思います。

>>フルタイドは吸入しやすく、ストレスもほとんどありません。ゆっくりから一気にという変化は、せっかちな私には嬉しいものがあります。甘い味が薬の味というので、舌にだいぶついてしまうのだなぁと思いました。これも効果的な吸入の角度などあるのでしょうね。できるだけ効果的に吸入したいですから、微妙な角度なども気をつけたいと思います。今までもそうでしたが、吸入は鏡を見ながら行っています。その方が丁寧にできるように思います。スペーサーを使っていた時には、なおさら姿勢などの点にも注意がいきとどどきますから、大きな鏡に写しながら吸入するのがとてもよいように感じました。

→効果に関係するいい方法を見つけたらぜひ教えて下さい。

>>厚生省に働きかけるメールは送らないとだめですね。現実にどうなるという問題ではなくても、吸入ステロイド療法の必要性は投げかけていかないと。運輸省の仲間にひどい喘息の人がいるんです。男性でもう50才になるかと思うのですが、よく入院しています。今は、運輸省から出向して外務省の仕事でパリで働いていますが、そういう人にはぜひとも厚生省に出向してもらいたいですね。きっと厚生省の意識に吸入療法を植え付けてくれるような気がします。厚生省には喘息患者はいないのでしょうか??? 厚生省はなぜ吸入ステロイドに対して積極的にならないのですか? ステロイドに対する理解が足りないだけですか? どうもよく分からないことが沢山あります。

→まったく同感です。厚生省も方針転換してくれるといいですね。

では、お大事に。


(14)フルタイドは楽でうれしいです。

【083】36歳女性(現在無職)の方より

<追加メール12>

フルタイドの吸入についてお知らせいたします。

毎回、いろいろ考えて吸入しています。今のところまだ回数は少ないものの、薬剤の甘みという目安があることを利用して、できるだけ甘さを感じない吸入方法を探しています。

(1)口を「え」の形にする。この時できるだけ横にぐっと口を引く。

(2)歯の間に上下の唇を深く巻き込み口の中を洞窟のように広げる。

(3)下顎をぐっと突き出し、受け口のようにし、首が伸びるようにする。

(4)舌を下げる。

(5)吸入器の角度を上げ気味にする。口元が低く、後ろ側が高く。

(6)唇を巻き込んだまま吸入口を咥える。

(7)一気に吸い込む。

この方法ですと、見た目はヘンですが、舌や喉の奥に薬剤が張り付くような感じがまったくありません。(1)と(2)で舌がたいてい下がります。(3)で喉の奥が大きく開きます。(4)でもう一度舌の位置を確認します。(5)で吸入器の角度と喉への角度を合わせるように吸入器の後ろ側を上げます。そのまま吸入します。

説明書のように吸入すると、まず舌にべったりと薬剤がついてしまいやすいように思います。かなり甘いと感じました。吸入器の角度を少しあげて斜めにして吸入したところ、舌につかないものの、喉の奥に張り付いたような感じがしました。それで喉をしっかりと開き、舌を下げるような咥え方を考えたものです。吸入口が小さくなったことで、口をつぼめて吸いがちになります。口の中が狭くなり、舌が上がりやすくなるので、口を横に広げ、唇を歯の間に深く巻き込むことで口の中を大きく広げることができるのではないかと考えました。吸入した瞬間、ふわっとした甘みを軽く感じるものの、張り付くという感覚ではありません。また、口の中や喉に薬が張り付くという感覚もまったくありませんでした。

ご参考になるか分かりませんが、今のところ一番違和感がない吸入方法ということでご報告いたします。

厚生省へメールを送りました。痔の薬は市販薬でもステロイド座薬なのに、どうして吸入ステロイドは一般化されていないのかと。AICHANもまさか痔の薬の話が出るとは思っていなかったとのことです。いつもボラギノールのコマーシャルを見ていて、酢酸プレドニゾロンとあるのが気になっていたのです。確かに納得いく薬だと思うのですが、痔疾患の患部にだけよく効くように座薬になっているならば、吸入ステロイドもまた然りです。もちろん座薬は吸収されやすいということで、鎮痛解熱のものも良く使われていますが、直腸で吸収されて、全身に効果が出るものなら、吸入ステロイドの方がもっと安全なのではないかと思うのです。全身には回らないわけですよね。よく分からないのですが、とにかく痔には市販薬でさえステロイドなのに、どうして喘息には一般的に吸入ステロイドが認められていないのかという観点からメールしてみました。わかりやすいかと思って。厚生省の人が薬の達人とは思えないですからね。読んでもらえないかもしれませんが、送るだけは送ろうと思います。今度は手紙で厚生大臣宛てに送ろうかと思います。厚生大臣もご自分のご家族が喘息になったらきっと吸入ステロイド療法をするでしょうね。それでもきっとこの問題に気づかないのではないかと思います。厚生大臣にでも読んでもらえるような手紙を工夫して書いてみようと思います。無理は承知で。いろいろ人脈のつても使ってでも、声を届けたいと思います。いないことはないのです。歴代総理大臣が一目置くという人もいるのです。どうにかして、却下されないように「声」を届けたいと思います。元気になれる権利があるのだから。早期治療なら治る可能性も強いのだから。当たり前に誰でもが受けられる治療法にしなくては。

フルタイドはとにかく吸入が楽で嬉しいです。これなら誰でも続けられると思うのです。早く皆さんに吸ってもらいたいと思います。

それではまた。

<追加応答12>

詳細なフルタイドの吸入方法ありがとうございます。要するに、喉の奥を広げるということになるのでしょうか? 今度私も試してみます。

厚生大臣とは、恐れ入りました。宜しくお願いします。

市販のステロイドですが、これはかなり濃度の薄い製剤だと思います。その他の軟膏剤でも、低濃度のステロイドが入って市販されているものは他にもありますね。なるほど、このルールからすると、吸入ステロイドでも弱い成分のものなら市販しても良さそうですね。

では。