◆体験談030:43歳女性・主婦(平成13年9月7日)

初めまして。

私の喘息 についての体験談です。

私は現在43歳です。1歳と11か月頃に喘息になり、当時としては今みたいに医療が発達していない時代でした。小さい頃から記憶にある限りの注射や薬の名前ですが、ネオフィリン・プレドニン・ステロイドなどを使っていました。吸入器は、モーター式の吸入器や酸素吸入を購入して発作が起こると自宅でしていました。

たぶん幼稚園か小学校の低学年頃だと思いますが、○○大学病院の喘息専門の先生にみてもらい家のほこりの検査をしましたが、他人のほこりと混じり結果はわからずじまい。小学生の頃は毎日というくらい、注射をしていましたが中学に入って注射の回数も減り、少しづつ良くなり始め高校生では余り発作も起きなくなりました。

短大に入学した頃から少しづつ体重も増え、喘息の発作がゼロになり喜んでいたところ、自覚症状はないのですが、体調に変化があらわれました。症状とはムーンフェイス・体毛が濃くなり生理も2か月に1回位。やぎゅうの肩・妊娠しているようなお腹などです。色々な病院に診察していただきましたが、分からずじまい、△△大学病院で診察していただき病名がわかりました。

クッシング症候群

右の副腎が以上に大きくなっていて、それを手術することで病気は治りました。

今では喘息の発作もほとんど起きず結婚して子どもも2人(19歳と17歳)の娘がいます。

クッシング症候群の原因は分かりませんが、薬の副作用だと思います。

現在の医療は進んでしますが、2度と私のような患者をださないようにお願いします。

※大変な手術をされたのですね。回復して本当に良かったですね。
さて、クッシング症候群と薬の副作用ですが、これは関係ないと思います。確かにステロイド長期使用の副作用でクッシング症候群と似たような症状が出ることは有名ですが、
ステロイド使用がクッシング症候群の原因になることはありません。ましてや右側の副腎だけがおそらく腫瘍化して大きくなったのでしょうから、これは原因不明と言えます。副作用によるものが手術で良くなるのも考えにくいです。
もしさらに因果関係について疑問に思うようでしたら、担当医に聞いてみて頂けませんか?