(14)61歳、男性。

1)これまで喘息で苦しかったこと:
 ・クーラーの効いた部屋に入った時や、クーラーの効いたタクシーに乗った時。
 ・季節の変わる時期(昼と夜の気温の差がある時)。
2)発作がない時でも不自由したこと:
 ・正常時でも発作が起きるようで運動が出来ず、外出時も不安だった。
3)吸入ステロイド治療で良くなってみて初めてわかったこと:
 ・風邪をひいても軽く、治りが早くなった。
 ・季節の変わる時期、発作が起きず、点滴や入院をしなくても良くなった。
  (過去入院記録:昭和63年3月に20日間入院、平成4年4月に10日間入院)
 ・咳が出なくなったので、夜ぐっすり眠れるようになった。
4)まだ喘息で苦しんでいる患者さんに伝えたいこと:
 ・自分に合った治療、お医者さんに出会うように探すことを心掛けること。大きな病院だから良いとは限らない。長く通院しても効果が現われない時は病院を変えてみることも考えた方が良い。
5)私の喘息管理法:
 ●気温の変化に注意する。
  ・冷たい空気を吸わないように、寒い時はマスクをつける。
  ・体温の調節(寒さに注意し、暑い時汗をかいたら即下着を替える。)
  ・睡眠は十分とる(8時間以上)
  ・疲れたら無理をせず休養をとる。
  ・外出から戻ったらうがいをする。
  ・毎日散歩(犬と一緒)1日30分以上。
  ・暖かい日は畑仕事で身体を動かす。(4時間以上はしない)
 ●食生活で配慮している点。
  ・喉に刺激のあるものは食べないようにしている。(辛いもの等)
  ・ビタミンの含まれている食品を食べるよう心掛けている。(風邪を引かないように)
  ・味は薄めに料理。
  ・暴飲暴食はしない。
6)その他:ステロイド剤、副作用の内容を詳しく知り、理解した上で治療したい。

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