■授業方針

• 患者の病態を把握し、疾病を適切に診断し治療効果、経過および予後をより客観的に判断するために臨床検査に関する基礎的知識を理解する。
• 上述の目的を達成するための検査を的確に選択し、必要な検査成績を収集する態度と技能および検査結果を正しく判断する能力を習得する。
• 緊急医療に際し必要な検査手技を習得する。
• 検査検体の採取法、検体取り扱い上の緒注意、検査がどのようにして行なわれ、結果が報告される迄のプロセスについて知る。
• 検査に際し必要な注意を患者に与える技能、患者に対して検査の必要性を説明する能力を身につける。
• 健康保持、促進のための検査情報の予防医学的および疫学的必要性と重要性を認識する

■授業内容

• 臨床検査の意義ー目的・種類・基準値（正常値）、制度管理など臨床検査を利用し評価する上で必要な事項について総論として講義。
• 日常初期診療に必要な臨床検査の主なるもの

一般尿検査, 肝機能検査, 酵素検査,糖・蛋白・脂質代謝に関す検査

水・電解質・酸塩基平衡に関する検査, 腎機能検査

血液形態・血液凝固に関する検査, 輸血に際して必要な検査

　　　などについて概説する。

• 血液学的検査、免疫血清学的検査、微生物学的検査については臓器別講義の中でそれぞれ担当し講義する。