喘息薬の種類は非常に多種多様で、喘息治療のガイドラインは存在しますが、まだ広く普及しておらず、医師によって様々な使われ方がされているのが現状です。しかし大きく分けて、1)発作を止める薬、2)発作を起こさなくする予防の薬、3)その他の補助薬(咳を止めたり痰を柔らかくしたりする薬剤など)に分類できます(喘息治療薬)。また、単に気管を広げる薬剤、予防の薬剤といっても、作用機序のことなる何種類かの薬剤が存在しており、それらを組み合わせて使用されることが多く、これが混乱の原因となっております。基本的には、発作が頻発している状態の悪い時期は発作止めを中心とした治療薬が主体となりますが、発作が落ち着いてきたら予防薬中心になります。しかし、現在医療財政が膨張しすぎて社会問題になっておりますので、今後は取捨選択され最も効率の良い薬(安くて効き目が確実な薬)のみが生き残る時代がやってくると思われます。
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