この方も、長い闘病生活でしたが、自己管理と吸入ステロイドで喘息を克服したのですが、発病当初は特に既往がなかった訳ですから、喘息になった時はさぞやショックであったことと思います。患者さん自身も大変だったと思いましたが、この方の奥様がご主人の健康をひどく心配していたのが印象に残っています。特に、ご家族をお持ちの方は、「自分は大丈夫だから。」と決して無理をすることなく、ご家族の方のためにも一日でも長く喘息の不安のない日々を送れるよう努力して欲しいと思います。
いつかゴルフ練習場で、この方と偶然お会いしたことがあります。その時
「ゴルフがしたいので一生懸命治療しています。」
と言っていたことが印象的でした。繰り返しになりますが、人生の何かの目標をもつこと、そのために健康管理をすること、これが喘息克服の上で非常に大切であると思いました。
本人の手紙へ | 主治医のコメント | 目次へ |
---|