(18)71歳、女性(その1)。

(1)これまで喘息で苦しかったこと。
 <1>季節の変り目。春(若芽のふく頃)、夏(真夏日)、秋(栗の花の咲く頃)、冬も発作はあったが割合に発作が楽だった様な気がする。
 <2>気温の変化、室内の温度が低くなる夜中2時決まって発作が起き、病院に駆け着けた。それは数え切れない程。何時も寝る時は頭を枕につけ膝を立て休む状態。
 <3>真夏日、余りの暑さに度々小発作、喘鳴。その時はシャワーを浴びると大分落ち着いた様な気がした。
 <4>窓から入る風には神経をつかい、窓を開けたり、閉めたりして、精神病ではないか、乍と云われたこともある。冷たい風、強い風の時はなるべく吸わない様に気を付けた。(一寸でぜいぜいと苦しくなるから)
 <4>クーラーの効いた所に入るなり、呼吸が苦しくなり、トイレに入ってメプチンを吸った時もある。又、バスに乗った時なども窓から入る冷たい風でゼイゼイと苦しくなって、メプチンを吸って治めたことが何度となくある。

(2)発作がない時でも不自由したこと。
 <1>室内の集まりの時など、男の方の煙草の煙に困った。
 <2>早朝の公園清掃(朝6時と云うと空気が冷たいのでちょっとこたえる。)
 <3>ハイヤー、バスなどに乗った時クーラーの効き過ぎ。
 <4>重い荷物を持つとちょっと呼吸が苦しくなるので、なるべく重い物は持たない。

(3)ステロイド治療で良くなって初めてわかったこと。
 <1>体力がついた。
 <2>風邪に強くなった。(前は風呂から上がっただけで風邪を引いた)
 <3>発作が全然起きなくなった。
 <4>ベコタイドは使用しているが、メプチンは使用していない。1昨年から点滴はしていない。
 <5>長年仰向けに寝たことがなかったが、今はきちんと仰向けに寝た方が楽になった。
 <6>真夜中でもマスクをはずすことがなかったが、今では一切マスクを使用したことがない。

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