この方の場合、外来で何度か点滴を継続しても、日常生活の多忙さからなかなか喘息発作がなくならず、入院にて加療することになりました。その際、入院を決断するまでの経緯がとても大切だと思いました。この方は、娘さんの結婚や孫の出産など、今後予想される“多忙”な状態に対し、前もってきちんと喘息を治しておこうという姿勢があったのでした。良くなった今、親として一生の大仕事ともいえる娘の結婚や孫の出産に無事“健康体”で臨むことができました。“良くなって何かをしたい”という人生の目標をもつことが、治療を継続して行く上での重要な力となってくれるのだと感心させられました。
本人の手紙へ | 主治医のコメント | 目次へ |
---|