![]() |
|
花巻温泉病院は平成5年に開設され、今年で9年目を迎えます。検査室は2名の配置で3年(?)でローテーションが行われ、スライド式に1名が本院から参ります。 業務の内容は、緊急検査を中心とした生化学検査(15項目)、血液一般、血液ガス分析、トロンボテスト、トロポニンT、感染症などです。現在緊急化学検査に使用している分析装置は、富士ドライケム5500の機器です。この装置は、コンパクトで、ドライシステムの特性である即時性と簡便性を備え、病院における緊急時の対応に役立っていますが、老朽化と検体の増加により、平成13年12月にデイドベーリング社のディメンションARxを導入することになりました。この分析装置は、経済性、簡便性そして迅速性を備えた大型分析器です。同レベルの大型分析器の中では最小サイズの分析器です。温泉病院では、夜間や休日に先生方が使用することもありますので、今度の機器も先生方にもできるだけ使い易いよう、仕様を工夫しております。 温泉病院の機器は、ほとんどが、年季が入っていて、尿一般検査機器のクリニテック200のバッテリーが故障した時には、その部品がすでに製造中止になっていたため、平成14年1月に使用不能になりました。その代わりに、クリニテック200プラスを使用していますが、また、何時、別の機器が故障するかと思うと、多少不安があります。 緊急感染症(HBs抗原、HCV抗体、TP抗体)は、2年前から3項目ともイムノクロマトグラフィー法の1ステップ操作になり、短時間で結果報告ができるようになりました。 医学の発展とともに検査法もめざましく進歩しました。それとともに、私達も医学の原点に立ち戻って、患者様に対する思いやりと優しさを忘れず、他の医療スタッフと連携をとりながら、患者様に信頼される医療を提供するよう頑張っていきたいと思います。 |
|
![]() |