★動物アレルゲン 犬、猫、小鳥、げっ歯類などを室内で飼う家庭が増えています。特にアニメの影響と飼いやすさから、ハムスターを飼っている家庭が増えているようです。ハムスターは抗原性が比較的強いことから、鼻炎、気管支喘息の原因となる他、噛まれてアナフィラキシーショックを起すこともあります。
また、ネコを飼っていない学校や家庭でも室内にネコ抗原が検出されるという報告があり、これはネコを飼っている人がフリースやニットなどの衣類に抗原を付着させて持ち込むことによると考えられています。最近は多くの人がフリースを着用していますので、持ち込まれる抗原量も増えている可能性があります。
ペットを飼っていない患者でも動物アレルゲンが陽性に出る場合がありますので、犬猫などの動物アレルゲン(※)の測定をお勧めします。
さらに、これら動物アレルゲンは、飼育を止めた後も数ヶ月は室内に検出されるとの報告があります。
※特異IgE検査
CAP法では、ネコ皮屑、イヌ皮屑、等が測定可能です。詳しくは検査科へお問い合わせ下さい。
◎この時期重要な抗原には、動物アレルゲンの他、ダニ、昆虫類、カビ類、スギなどがあります。
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