岩手医科大学臨床検査医学講座

中央臨床検査部便り

第9号 〜



検査情報 B ◇

採血業務 
★★★ スペシャリストをめざして ★★★

自動分析室 行森 良一 


 採血室は、検査部の一部業務体制が変更になり(輸血検査室での末梢血幹細胞採取の業務拡大)、それに伴い4月から事務職員が1人増、看護師が0.5人減となりました。採血業務は、通常看護師1名、検査技師3〜4名の計4〜5名で対応しています。検査技師の2名は、各検査室にそれぞれ曜日と時間を割り当て、担当者を出してもらっていました。しかし、これには若干の問題がありました。担当者は、各検査室の人数により採血業務を行う間隔が異なるため、個人の採血レベルに若干の差が出るということでした。外来の採血者数は年々増加しており(平成17年度は3,337名の増)、如何にして患者様を待たせずに採血業務をスムーズに行うか、採血室の課題となっていました。

 話し合いの結果、「専任採血者による採血体制をしてはどうか?」という意見が出され、試行でやってみました。これは、終日採血者2名のほかに各検査室から1名ずつ、計6名を専任採血者として採血業務を行い、週ごとにシフトしていく方法です。
その結果、専任採血者全員が、ほとんど毎日一定時間、採血業務に携わることになり、採血者のレベルアップにつながりました。まだ試行段階で各検査室との調整が必要と思われます。患者様を如何に待たせずに採血をしてあげられるか、いろいろ試行錯誤している毎日です。
                                                  

(内線 3641)




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