岩手医科大学臨床検査医学講座

中央臨床検査部便り

第9号 〜



検査情報 C ◇

体成分測定(InBody検査)
★★★ 隠れ肥満を発見 ★★★

循環器動態検査室 川村 富喜子 

 

1. 適 応
 
:メタボリックシンドロームや肥満、浮腫などの診断に有効であり、運動療法を評価する上で経時的観察にも適しています。
2. 精 度
 
:身体に微弱な電流を負荷し腕、脚、体幹のインピーダンスを実測(図1)、多周波数交電流を用いて骨量を除く体成分を実測(図2)し
  分析するため高い精度が得られ、BMIだけでは判らない隠れ肥満の診断も簡単に出来ます。
3. 再現性
 
:家庭用体脂肪計と違い経験変数を使わないため測定誤差が発生しない被験者個人の数値を得ることが出来、8点接触型電極法(図3)で
  測定するため高い再現性(0.5%以内)が得られます。
4. 保険点数
 
:60点が加算されます。
5. 運 用
 
:循環動態検査室で随時実施いたします。
6. 禁 忌
 
:ペースメーカー、ICD
                                                        (内線 7207)


                        High (>200kHz)   Low(<50kHz)



                       ※BIOSPACE社のカタログより引用                                                



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