尿検査室では現在4 人のスタッフで、尿一般検査・糞便検査を行っております。
平成11 年よりインフルエンザの検査も実施されるようになりましたが、今シーズンからはインフルエンザA 型とB 型が区別できるようになりました。1
年間通して検査して欲しいという要望に対してもできるだけ対応していきたいと思っています。
平成13 年度から職員の大腸がん検診が行われる事になり、便潜血反応の検査を始めました。最初の年で検診希望者は多くなかったようですが、大腸がんが増加傾向にあること、容易に検体採取できることから今後増えてくるのではないかと思われます。
さて、尿検査室のイメージ、皆様はどう思っていらっしゃるでしょうか?「におう」「きたない」でしょうか?しかし尿は自然に排尿されるので、検査を受ける方にとっては何等の苦痛と消耗を伴わない利点があります。尿一般検査は長い間用手法が続いていましたが、現在は尿定性用の分析機械で自動的にコンピューターにデータがはいるようになり、尿沈渣の結果も端末機から入力できるようになり自動化も進んでまいりました。システム化に伴い転記ミスなどの
人為的ミスが減ったこと、臨床からの問い合わせの対応が容易になったことなど大きなメリットになっていると思います。
尿一般検査は新鮮な尿で検査するのが基本です。私どもは検体提出後なるべく速く報告するように心がけております。尿の変化は体の状態を広く反映すると考えられています。皆様が毎朝顔色を見るように、自分の排泄物を確かめて健康管理をなさってはいかがでしょうか?
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