新しい室長に諏訪部先生を迎え、技師5 名のスタッフで頑張っています。新規項目の導入と検査の自動化に務めておりますが歴史の古い用手法の検査も多く残っています。
主な検査項目はHBV、HCV、TP、HIV、HTLV等の感染症検査と膠原病関連の自己抗体検査です。感染症検査は手術時や針刺し事故、内視鏡検査の際欠かせない検査項目の1
つでもあり自動分析装置を使用し緊急検査にも対応出来る様にしています。しかし検体到着後報告まで最低1 時間必要としますので、もっと早く…という方には簡易法も用意してあります。検体到着後30
分で報告可能ですが、感度的には自動分析装置の方が良いため状況に応じて選択して頂いています。
★最近よく耳にするDNA検査。当検査室でも岩手県内における腎移植希望者のHLA登録と生体腎移植希望者のHLAをDNAタイピングしています。
又PCRを用いたこの新技術の導入によりHCV ・RNA検査も行っていますがHCV抗体陽性が確認された後の検査となります。オーダーの仕方によっては保険点数の申請が出来ませんのでご協力お願いします。HCV検査の流れは次の様になっています。

★HCV住民検査について。推定潜在感染者100 〜200 万人(人口の1 〜2 %)を肝癌発症前に発見し、適切な治療を行う為に2002年4月より住民検診にHCV
抗体検査を組みこむ計画があります。企業検診受診者以外の主婦や自営業などの40歳以上が対象です。
★自己抗体検査については、高コストと測定時間の長さから毎日検査できるシステムになっていません。結果報告には数日必要とする事をご理解下さいます様お願い致します。
以上、今後も皆様からの要望に応えられるよう努力していきたいと思っています。
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