生理機能検査室は、室長の中居賢司先生のもとに循環機能検査室(心電図室)に5名、神経機能検査室(脳波室)に4名、呼吸機能検査室に1名(心電図室より2週間毎に交替)と計10名が配置されています。
心電図室の検査項目は、12誘導心電図・負荷心電図(マスター2階段試験・立位)・ホルター心電図・心音図・心機図・指尖脈波・サーモグラフィー・ABIです。循環器センターが開設されてからは検査の内容も変わり、負荷心電図・心音図・心機図の依頼が少なくなりましたが、昨年より臨床各科からの要望でABI(四肢血圧脈波)検査を導入しました。心電図・負荷心電図・指尖脈波以外の検査はすべて予約制です。
脳波室の検査項目は、脳波(過呼吸・光刺激を含む)・賦活脳波(睡眠・メジバール等)・終夜脳波・誘発反応検査(ABR・VEP・SEP
)・R‐Rインターバル検査です。最近の動向として、脳波検査よりも誘発反応検査の依頼が多くなっており、術中モニター(脳外科:脳波・ABR、整形外科:脊髄誘発電位)など手術室での出張検査も行っています。全検査項目が予約制です。
呼吸機能室の検査項目は、肺活量(スパイログラム)・努力性肺活量(フローボリウム曲線)・残気量・肺拡散能力・基礎代謝です。最近は呼吸器疾患の患者さんよりも術前検査の依頼が多くなっており、予約外の電話待ちの件数が増加しています。呼吸検査は患者さん自身が頑張って結果を出す検査なので、前もって検査内容の説明が必要です。
生理機能検査の予約はすべて心電図室で受けていますが、どの検査室でも至急時にはできるだけ対応しています。常に患者さんには気を配り、不快な思いをさせずに検査を終えられるよう、スタッフ一同更に努力してまいりたいと思います。
 
|