(この患者さんは喘息で10ヵ月間ある国立療養所に入院してもあまり良くならず私のもとを受診しました。その療養所と養護学校での様子について書いてもらいました。)
はじめて、入院した時は一週間運動中止ということで野球やバスケットなどの仲間に入れなくて、少しさみしかった。薬は、入院時はじょうざいを2、3つぶ。入院後はいったん、10つぶぐらいになったが、やくしんがでたので6つぶぐらいになった。へやのようすは、ローラー付のテーブル、本だな、ロッカーは中学生以上しか使用してはだめ。CDは中学生6まい、小学生もってきてはいけない。CDラジカセは中学生もってきてもよい。小学生もってきてはだめ。カセットテープは中学生8こ、小学生5こ、というぐあい。入院生活は朝6時におきて、コップ一ぱい水のみをし検温。そのあと、かおを洗い、着がえをし、毛布や布団をたたむ。朝6時30分、朝のたんれん、雨の場合は中で3分間なわとびだけ、晴れの場合は外でラジオ体そう。朝6時45分、ベット整理のほうそうがされる。ベット整理というのは、ゴミ捨て、しょうとうだい整理、布団たたみをやって、リーダーが点検に行く。朝7時15分食事。7時45分登校。学校は、8時30分まで自由時間だから体育かんで一りん車を乗ったり、図書室で本を読んだりしてすごしている。勉強の方では、ぜんそくたいそうというものがあり、なわとびをしたり、バトミントンをしたりする時間もあった。昼12時には、一たん病院へ帰り食事。また学校へもどり、べんきょう。3時ごろには病院に帰るが、第一木ようにはランニング、なわとびがある。帰ったらすぐおやつ。おやつは、月、水、金よう日はパン、牛にゅう、ほかの日はイチゴやビスケットがたべさせられて、たんじょう会にはケーキがたべさせられる。おやつをたべたらかんぷまさつ、ふくしきこきゅうをする。そのあとはおふろ。おふろがあるのは、月、水、金よう日。その後は自由時間。自由時間はだいたい4時〜5時。その間山のたんけんをしたり野球をしたりしてすごします。5時15分からはべんきょう時間なのでべんきょうをします。6時ごろになると食事がくるのでそれをたべます。その後は7時30分まで自由にすごします。7時30分になったら布団をしいてねるじゅんびをして、9時にしょうとうしてねます。入院生活で一番つらかったのが運動中止でした。
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